うまくいかない夫婦関係から抜け出す2つのポイント

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:夫婦関係の悩み

夫との関係の中で、今の状態がとてもつらい、

どうにかしたいとがんばっているけれど、
状況は良くなるどころか、悪くなるばかり・・・

そんなふうに感じている方も
いらっしゃるかもしれません。

こういうつらい状況を抜け出すポイントを2つ、
お伝えしたいと思います。

(1)状況を悩みにするかどうか、自分で決める


ニューコードNLPの創始者である
ジョン・グリンダー先生が

「状況が問題なのではない。ステイトが問題なのだ」

と言っています。

「ステイト」とは「心の状態」のことです。

自分の心の状態によって、
同じ状況でも、問題になったり

特に何の問題にもならなかったりするんですね。



たとえば、仕事から帰って、
くたくたに疲れていたけれど
がんばって夕食にハンバーグを作った!

そんなときに
夫が、こんなふうに言ったとします。

「おいしそうだね!
そうそう、最近、中華の気分だから、明日は麻婆豆腐がいいな」

自分が元気な状態なら

「そっか。じゃ、明日は麻婆豆腐ね。
メニュー考えなくてよくて、ラクチン♪」

と思えるかもしれません。

でも、とても疲れていてイライラしていたら

「は?作ってもらっててなに言ってんの?
うちはレストランじゃないのよ!」

と思うでしょうし、そうすると

「この人は私のことを全然考えてくれない。
疲れているのに、気づいてもくれない」

と、どんどんつらい思考に陥ってしまいます。



こんなふうに
もしかしたら自分の状態によって

必要以上に
自分で自分をつらくしている・・・

そんな可能性もあるんです。

だから、自分の心の状態を整えることが
とっても大事なんです。

疲れていたり
傷ついていたり
がんばりすぎていたりしたら、

まずは、自分の「心」と「身体」の両方をいたわって
大切に扱ってあげる。

ここから、始めてみてくださいね。



(2)悩みの状況を「変えられること」と「変えられないこと」に


次のコツは「事実と問題を分ける」ということです。

「事実」というのは、変えられないものです。

たとえば、足を骨折して1ヵ月は歩けない、
と言われたら

「足を骨折して、1ヵ月歩けない」
ということが事実です。

足を骨折したという事実は
変えられません。

骨折してない状態に戻そうと思っても
無理ですよね。

そんなときに
自分の力ではどうしようもないことを
どうにかしようと思うと

とてもつらくなります。



●「問題」とは


一方、事実によって出てくる「問題」は
解決できることが多いです。

たとえば、骨折によって
「痛いのがつらい」という問題には

痛み止めを飲む、とか
先生に相談する、
という解決策があります。

「電車に乗れなくて困る」
という問題には

移動するときには車を使う、とか

会社に相談して、しばらくリモートで仕事する、
などの対策ができそうですね。

変えられない「事実」を変えようとすると、
それはとてもストレスになり、
無力感を生み出します。

私たちが取り組むのは
変えられる「問題」です。

ここを、冷静に
見極めることができると

必要以上に
つらくなることもなく

解決できる問題に集中できるので
困った状況を、より早く改善できます。



●うまくいかないときはチャンス


うまくいかないときは
「今のやり方を変える時」というサインです。

だから「うまくいかないなあ」
と気づいたときは

今までとは違う
新しい方法を見つけるチャンスです。

そして、その新しい方法は
これからの夫婦関係を築く中で

大切な財産になるはずです。

ただ、今までのやり方以外に
新しい方法が出てこない・・・

ということもあると思います。

そんなときは、
新しい視点を得ることも必要です。

新しい視点で
うまくいく方法を探したい方は
こちらで一緒に考えましょう。

夫婦関係を変えていくヒントは
無料メール講座も参考にしてくださいね。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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