建てる前に冷暖房エネルギー消費量を計算すると、家計に安心です
のど元過ぎれば寒さ忘れる
今年も待ち望んだ春がついにやって参りました。
「なぜ待ち望むのか?」
家の中がずっと寒かったから、
かもしれません(>_<)
冬は春を待ちわび、
夏は秋を待ちわび・・・、
特に信州の冬は長く厳しい。断熱性に乏しい家に暮らす人にはつらい毎日です。
温暖地から移住してきた人も逃げ出したくなるほどの寒さには、ひたすらじっと耐えなくてはならないのです。
家の中は温度差だらけ、
結露で窓まわりはびしゃびしゃどころか凍って窓があけられず・・・
押入れの隅は濡れ、
灯油はどんどんなくなる・・・
そして春を待ちわび、のど元過ぎれば(春がやってくると)、ついつい寒い冬のことなど忘れてしまうのです。
(脳が忘れるように指示命令しているのかもしれません)
高断熱住宅がそのすべてを解決してくれるわけではありませんが、
冬でもずっと楽に過ごすことができます。
新築でもリフォームでもこうした作りにすることは可能です。
そしてその先にあるのは、どれだけランニングコストを抑えられるか。
温度差の少ない室内は、軽装で居られます。(できればTシャツでビール、なんていうことはぜずに、冬は冬なりの服装で!)
こたつも必要でなくなります(もちろん好きな方はあってよい)
トイレやお風呂に入るのもおっくうではありませんし、寝覚めの床からもすぐに出られます。
「高気密高断熱は窒息しそうでいやだ」
「体を鍛える意味でも中断熱くらいがちょうどよい」
「もうこの建物古いからなにをしようが変らないのでは・・・?」
「費用対効果がいまいちわからないのに、断熱改修なんかして散財したくない、
だったら建て替えちゃったほうがいい」
そんなご意見もしばしば耳にします。
「そんなことないですよ!」とお伝えはしたいのですが、
残念ながら小さな声は皆様の心を動かすことはできません。
全面断熱・耐震改修してリボーンお客様の声
おっしゃることはわかります。
でもその一方で耐震や断熱のリフォームをして、
「信じられないくらい寒く無くて過ごしやすい」
とか
「思い切ってやってよかった、こりゃぁ長生きできそうだわぃ」
というようなうれしい言葉をたくさん頂戴しているのも事実なのです。
建築士や営業さんにどしどし質問してみましょう!
耐震や断熱のリフォームは、確かに容易ではありません。
規模も大がかりになりますし、仮住まいに伴う煩わしさは相当なものです。
不用品を含め、家具や細かい生活雑貨に至るまで、工事範囲にあるものはすべて一度片づけなくてはいけません(>_<)
これはたいへんなことです。
強制的に断捨離しなくてはならない状況に追い込むにはうってつけなのですが、
忙しい日常生活から、それら整理の時間を産み出すのもこれまた容易ではありません。
しかしだからと言ってまた来年も寒い寒い冬の室内を過ごしてほしくはないのです。
国の施策=省エネ社会の実現も手伝って、断熱や耐震、バリアフリーなどについては、とても手厚く優遇措置があることをご存知でしょうか?
■省エネ住宅ポイント 30万円相当のポイント
■高性能建材導入促進事業補助金 最大150万円現金
■市町村による無料耐震診断と耐震改修に対する助成制度(長野市
■ゼロエネ住宅に対する補助金
■長期優良住宅化リフォーム推進事業
■固定資産税や所得税の控除
■住宅ローン減税(リフォームローンでも対象)
知ってる人は知っている、そんな印象があります。
(そうでなければ殺到してしまうのかもしれませんが)
明日から新年度。
長野県は全国に先駆けて、
「新築住宅(小規模のものも含む)の消費エネルギーについての検討制度」
「自然エネルギーの導入についての検討制度」
が導入されます。計画段階で提示がなければ、建築士やメーカーの営業マンに提示を求めてください。
リフォームの場合は義務ではありませんが、どのくらい効果があるのかは住む人にとっては最も重要なこと。
灯油や電気代がどのくらい節約できそうなのかをちゃんと教えてくれるはずです。
「この家はいったいどれくらいの灯油を冬の間に消費するんですか?」
「もっと消費エネルギーを減らすにはどうすればいいんですか?」
「その場合、建築コストはどのくらい上がるのですか?」
そんな質問に答えられるよう、また積極的に業者側から提示するためにこの2年程の間、各建築士はお勉強を重ねてきました。建築主の皆さんも、どうぞこの制度や補助金を活用して、納得省エネ性能の家をつくりましょうね!