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塩原真貴

木造住宅を耐震・断熱構造に生まれ変わらせるプロ

塩原真貴(しおはらまさき)

株式会社Reborn

コラム

お風呂はなぜあんなに寒いのか

断熱改修・耐震改修の手順

2014年1月27日 / 2014年6月19日更新

この時期、お風呂の中ってものすごいことになっています。
先日調査させていただいたお宅のお風呂の床・壁は放射温度計で表面温度を測ると、なんと氷点下2℃でした。外気温は5~6℃でしたがなぜでしょう?

おふろ

まさに冷え切っている、という表現がぴたりです。
数日前の最低気温をそのまま蓄えている感じです。

ファンヒーターをガンガンに炊いた居間の室温は28℃近く。お風呂に入る時はほとんどが夜でしょうから温度差が30℃もあるうえに素っ裸になるわけです。いつ”ぷっつん”来ても仕方ないと言える環境なのではないでしょうか。

昨今のお風呂はユニットバスが主流です。魔法瓶浴槽とか、断熱ふろふたなど、お湯が冷めにくい、お風呂の中があたたかい、というキャッチフレーズで各社PRしています。、確かにある程度お風呂の中は暖かくなりました。それでもまだ足りないと私は考えています。

住宅を新築したり、水廻りをリフォームする際のチェックポイント



①ユニットバスの浴槽の裏にウレタンフォームなどの断熱材がついているか

浴槽の下に断熱材

②ユニットバスの洗い場の床の裏に、なんらかの断熱材がついているか

③ユニットバスの発注明細に「断熱パック」とか「断熱キット」といったオプションが選定されているか

④外壁に面する壁には断熱材がきちんと入っているか

ユニットバスの工事中

⑤窓は大きすぎないか。最低でも樹脂サッシ+ペアガラスにすべき

⑥ユニットバスの床下は室内として断熱材で区画されているか。点検口が床下外気とつながっていないか?

⑦あらかじめスタイロフォームなどで囲われた土間床の上にユニットバスを設置するという順番で工事されているか。


スタイロ床

⑧ユニットバスの天井裏には、グラスウールなどの断熱材が敷かれていることが望ましい

⑨洗面脱衣室に暖房器具が準備されているか

上記①~⑨が守られているならば、浴室室温は、脱衣室気温にほぼ等しいはずです。浴槽のお湯も、入っているそばからお尻が冷たくなるなんてことはありません。

もし自分の家のユニットバスの下がこうなっていないのであれば、作業スペースさえあれば後からでも断熱施工ができます。以前HPで紹介しました→ユニットバスの床下~断熱すべし

あとづけスタイロ断熱



タイルや石のお風呂で、いわゆる造作風呂の場合でも原則は変わりません。家の内と外を熱的に区画するのは断熱材です。防水、ということに注意しながら外の冷たい熱が床・壁のタイルに直接伝わらないことを明確に計画された詳細な図面を基に、タイル屋さんと設備屋さんが協働して製作することになります。

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