看板屋は何を見ているのか|つい見てしまう「文字」の話
休みの日でも、出掛けた先でも。
気が付くと、私は看板を見ています。
「あのお店、看板変えたな。」
「この色の組み合わせ、いいな。」
「入口まで自然に目線が誘導されている。」
そんなことを考えながら街を歩いています。
職業病と言われれば、その通りかもしれません(笑)。
でも、この何気ない時間が、実は仕事にとても役立っています。
街にはヒントがたくさんある
デザインの参考書を開くこともあります。
SNSで海外の事例を見ることもあります。
でも、一番勉強になるのは実際の街です。
「なぜこのお店は入りたくなるんだろう。」
「どうしてこの看板だけ目に入ったんだろう。」
そんなことを考えながら歩くと、新しい発見がたくさんあります。
遠回りする理由
目的地へ向かうだけなら、最短ルートが一番です。
でも私は、時間に余裕がある日は、あえて一本違う道を通ることがあります。
普段通らない道には、新しくオープンしたお店があったり、面白いデザインがあったり。
「こんな見せ方があるんだ。」
そんな発見が、次の仕事のアイデアになることも少なくありません。
デザインは引き出しの数で決まる
良いデザインは、突然思いつくものではないと思っています。
毎日見たもの。
感じたこと。
「いいな」と思った景色。
そういう小さな積み重ねが、自分の引き出しになっていきます。
だから私は、仕事以外の時間も無駄ではないと思っています。
看板は街の景色をつくる
看板は、お店のためだけにあるものではありません。
その街の景色の一部でもあります。
センスの良い看板が増えると、街全体の雰囲気も変わります。
だから一枚一枚、責任を持ってデザインしたい。
そんな気持ちで仕事をしています。
看板屋のひとりごと
今日もきっと、どこかで看板を見ています。
「このデザイン、面白いな。」
「ここはもっとこうしたら伝わりそう。」
そんなことを考えながら歩いている人がいたら…
それは、看板屋かもしれません(笑)。


