複雑なことを簡単に、簡単なことを深く、深いことを楽しくやる

リーダーは日々トラブルの解決に走り
まわらざるを得ないことが多いのでは
ないか?
悩ましい問題が起こっても、リーダーの
顔が明るいか、暗いかでチームの雰囲気が
全然違ってくる気がする。
組織のトップとして、どんなに困難なことに
見舞われても太陽のようにポジティブで
明るくいることが大切だと思うのです。
そのためには、人と話すときは、努めて
笑顔であることを心掛けることが大事だ
ということだ。
より良い仕事をするためには、笑顔でいる
ことの効能は高い。
またトラブルを前にしたとき、リーダーの
一挙手一投足に部下は注視している。
リーダーの態度がチームに伝染する。
つまり、リーダーが
・何をしようとしているのか?
・何を考えているのか?
・どういう気分なのか?
・どういうふうに振る舞うのか?
というのは、チームを引っ張っていく上で
非常に大事なことなはずです。
何よりリーダーの態度として求められる
のは、決めない”リスク”より、決める
”リスク”を取るということです。
たとえば、海外において2年半〜3年間と
いう限られた工期のプラント建設があった
としよう。
現場ではおそらく想定外のトラブルが毎日
のように起こることもあり得るだろう。
そして、その都度、リーダーは解決する
ための判断を迫られるわけです。
こんな時、決断は早ければ早いほど良い
ことの方が多い。
仮に即断したせいで判断を誤ったとしても
誤りが判明した時点で、また即座に対処
すれば、被害は最小限にとどめられる。
判断を躊躇(ちゅうちょ)して“決めない”
ことによって生じる損害こそ、最も避ける
べきなのです。
さらに、リーダーには他のメンバーの誰
よりも「絶対できると信じる心」が必要
なのです。
そもそも日々のトラブルに対処することが、
現場を任されるリーダーの大切な仕事の
一つであることは間違いない。
困難な状況でこそ、組織を率いるリーダーと
しての本領が試されるわけです。
リーダーとして最も大切な資質は才能では
ない。
それは、「絶対にあきらめない」という
信念ともいえる覚悟ではないだろうか。
その信念がチームの隅々まで行き渡って
いることが重要だということです。
リーダーとは、「誰もが厳しいと思う状況
で、『できるんだ』と信じる最初の一人に
なれるかどうかではないだろうか?
その信念をチームに浸透させられるか。
もちろん、伝えていくためのあらゆる
手立ても必要だということです。
何よりリーダーの仕事に対する姿勢、
つまり、それを背中で伝えられることが
できるかどうか。
それがチームを引っ張っていく原動力で
あり、リーダーのリーダーたるあり方では
ないだろうか。
あなたの会社(組織)のリーダーのあり方を
今一度考えてみてはいかがでしょうか。



