天は自ら助くるものを助く

恐れるな、しかし畏れは忘れるな!?
「恐れる」と「畏れる」の二つの言葉は、
似て非なる。
「恐れる」とは、危険から逃げたいと
不安を感じることです。
一方、「畏れる」とは、圧倒的な存在に
対してつつしんだ態度になるとうこと
です。
ただ、「恐れる」と「畏れる」は、
どちらも「おそれる」と読む異字同訓
の語です。
「恐れる」は、身の危険を感じてそれから
逃げたいと思うことであり、悪いことが
起きないかと不安を感じるという意味も
あるでしょう。
また、「怖がる」、「心配する」という意味も
あるでしょう。
こわがるという意味では「怖れる」と書く
こともあります。
危機回避には必要な態度であると言える
でしょう。
一方の「畏れる」は、神仏や目上の人物など
圧倒的な存在に対して慎んだ気持ち・態度に
なることを意味します。
知らないことややったことがないことに
対して、恐怖や不安を感じてしまうのは
仕方の無いことだと思います。
それを分かった上で、知らなければ学べば
いいし、取りあえずやってみればいいと
思う。
無用な恐れ、特に不安を持つ必要はない。
ほとんどの場合、命まで取られることは
まずそうありませんから(笑)。
実体のないもの闇雲に恐れずに正しく恐怖の
感覚を適切に持つことだと思うのです。
むしろどちらかというと「畏れる」気持ちを
常に持ち続けることが大切だと思うのです。



