見たくない現実から目をそらさない
常識やモラルが消えることはあるのか?
普通に考えてもそれが消えるとうことは
ないだろう。
もし消えることがあるとすれば、それは
信念、価値観にひっついている想念の
エネルギーです。
別の言葉で言えば、それは「執着心」を
指します。
この執着心(囚われ)がとてもやっかいで
私達をいつまでも苦しめ続けます。
たとえば、「ミスをしない人間にならなけ
ればならない」という「執着心」を持って
いたとします。
ハッキリ言って、それは、土台無理な話だし、
そもそも周りにそのような人を見たことも
ありません。
正直言って、そんな執着心(観念)を持った
メンタリティーであれば、ミスを指摘した
相手に間違いなく怒りや敵対心を感じたと
してもあながち間違ってはないでしょう。
さらに、自己嫌悪感を引きずっていつまでも
悶々と過ごすことになりかねません。
もちろん、執着心をゼロにすることは不可能
でしょう。
しかし、常識やモラルのレベルまで落とす
ことは可能ではないでしょうか?
つまり、「できるだけミスはしない方が良い」
→(共有観念・常識)
とは言っても、どんなに気をつけてても
私はミスをしてしまう人間であるという
こと認める。
→(受け入れ)
そうなると、不思議とネガティブな感情も
和らぎ、むしろポジティブな感情として
捉える事も可能になります。
感情を受け入れ感じると花火のようにパッと
咲いて消えてしまう
つまり、過去との縁(執着心)がスパッと
切れるわけです。
結局のところ、抵抗するか、受け入れるか、
なんですよね。
だとすれば、感情自体に問題があるわけ
ではなく、その感情をどう扱っているか
の方がむしろ問題になるということです。