天は自ら助くるものを助く
当たり前ですが、「旗は揺れるもの」です。
だから、誰も旗の揺れを止めよう、
なんて馬鹿な事は普通誰も考えません。
しかし、これが相手の心(気持ち)
だったら話は別です。
少しでも早く相手の心の揺れ
(多くの場合、怒り)を静めようと
考えるわけです。
実は、それは間違った考え方と
言えるかもしれません。
なぜなら、旗が風で揺れるように、
心も縁(風)があれば揺れるのが
自然の摂理です。
そういった意味では、心も旗も同じ
ような現象が生じるわけです。
また、それが正常な状態でもある
わけです。
もし、大切な人との別れがあったのに、
心が全く動じというなら、それこそ
一度病院で見て貰った方がいいかも
しれません(笑)。
「心は揺れるもの」ということを、
真からまんま受け入れてみることです。
つまり、それは
悲しい時は、大いに悲しみ
怖い時には、とことん怖がり、
苦しい時は、七転八倒もがき苦しむ
そして、一切抵抗せずに、
“(心が)揺れるがまま”に任せてみる
ということです。
そう観念するとあらっ不思議!!
揺れている時間がいつもより短いことに
気づくはずです。
だとすれば、揺れを静めようとすれば
するほど、むしろ心(の揺れ)を
長引かせる原因になっていたという
オチなんですけどね(苦笑)。