条件付けが自分の可能性を阻む
あの時、もし別の選択をしていたらと
思ったことはないでしょうか?
人生の中では、重要なイベントが多々
あります。
例えば、進学、恋愛、就職、結婚、転職、
etc。
その時々の選択が今(状況)を作っている
のは確かな事実です。
そうは言っても、もしあの時、別の選択を
していたら今頃、どうなっていたかな?
という思いは消えないではないでしょうか。
実は、答えは、ハッキリしています。
もしも、別の選択をしていたら、今現在
あなたは存在しないことになる。
なぜなら、別の選択をするあなたは
そもそも存在できません。
自我は、自分は自由意志を持っている
と信じ込んでいます。
色々悩んで決めたんだし、直観でパッと
閃いたんだ、と。
しかし、森羅万象の事々がそうではない
ことを示しています。
たとえば、桜は自由意志で花を咲かせて
いるでしょうか?
桜が、よし、そろそろ咲こうかなとか
今年は5月に咲くことに決めたとか。
そんなわけないですよね。
桜は桜の法則通りに寸分狂うことなく
刻々と変化しています。
したがって、桜の花が散ったからと
いっても、桜はそれ自体完璧です。
これは、森羅万象に包摂される人だけ
は別だと言えるでしょうか?
だとすれば、失敗も選択を誤ったという
こともないということになります。
しかし、そうは言ってもなかなか腑に
落ちないのも当然だと思います。
それは、人には思考する自分(自我)が
あるからです。
願わくば、桜のように咲き見事に咲き
誇り見事に散りたいものです。
最後に、安倍元首相のご冥福を心より
お祈り致します。