「手抜き」という悪魔の囁き?
周りから好かれ、信頼を得ている人が
ウソつきというのは想像しにくいと
言えるでしょう。
他方、実際ウソはついていないのに
なぜか相手からウソをついていると
誤解されてしまう人がいます。
もしも、大事な商談や面接の時に
そのように相手側にみられたらと
したらと思うと。
それは、かなりヤバいですよね。
ましてや、そのせいで、契約が取れ
なかったり、不採用になっては元も
子もありません。
では、どういうところに注意したら
いいのでしょうか?
それには次の4つについて注意が必要
です。
- まばたきが増える
- 目をそらす
- 身ぶり・手ぶりが減る
- 顔や鼻を触る
1.まばたきが増える
これは、いわゆる緊張のサインです。
人の習性として緊張するとまばたきが
増えるわけです。
ウソをついている時も緊張しますが、
そうでなくても緊張するとまばたきは
増えます。
ということは、まばたきの増加とウソ
には直接の因果関係はありません。
ただ、一般的には緊張している=ウソ
をついているというバイアスがかかる
場合があります。
ハッキリ言って、誤解なんですけどね。
そうであっても、緊張をしないためには、
やはり場数がものをいうということに
なるでしょう。
例えば、面接の場面であれば、そういう
場面に慣れる訓練が必要です。
要は、実際のシーンで、極度に緊張しない
状態を作れるかがポイントです。
また、過度にまばたきをしないように
身体をコントロールする訓練も効果的
といえます。
そもそも、自分が普段1分間にどのくらい
まばたきをするかカウントしたことは
あるでしょうか?
実際、それを計測することで、そのベース
からあまり外れない程度にまばたきの量を
コントロールできるように訓練するのも
一つの手です。
2.目をそらす
これは、いわゆる熟考のサインです。
集中して物事を考えるとき、目の前にある
視覚情報が邪魔になるため、目線を上、
あるいは下にそらしますよね。
刑事ドラマなんかで刑事が事件の真相を
考えるとき「まてよ」と言って、目線を
上に向けるあの仕草が、それです。
しかし、この目をそらすという動きも
ウソのサインという誤解が広がって
います。
熟考する必要があるときは、目をそらす
前に、無用な誤解を招かぬように
「少し考えさせてください」と一言
申し添えるといいでしょう。
少なくとも誤解を受けるよりましです。
3.身ぶり・手ぶりが減る
これこそウソのサインの有力候補です。
ウソをついた人とついていない人を
比べるとウソつきは身ぶり・手ぶりが
減るという傾向があるそうです。
なぜなら、本当に見ていないものを
「見た」と言った場合、想像だけでは
ビジュアル化は難しいでわけです。
当然、身ぶり・手ぶりは減ってしまう
ということになり得ます。
4.顔や鼻を触る
これは、緊張あるいは熟考のサインです。
別の観点から言えば、感情がブレていたり、
不安定であることを示すサインでもあり
ます。
それでは、なぜ無意識に顔や鼻を触って
しまうのでしょうか?
どうやら、そうすることが本能的であり、
安心できるからのようです。
だとすると、顔に触り出し始めたなと
いう自覚があれば、コントロールできる
可能性はあるのではないでしょうか。
いずれにせよ、無意識のままにそれを
やらせてしまうことが問題だからです。
これら4つを踏まえた上で
・まずは、これらの対処法を知識として知ること
・次に、自分の動きを撮影したり、模擬面接を
行ったりして、他者にフィードバックをもらう
結局、日々の意識の持ち方と練習(訓練)が
ものを言うということではないでしょうか。