自分が変わっても相手は変わらないかも?
心の健康を保つためには?
風邪の予防には、うがいや手洗いが
効果的です。
では、心の場合はどうでしょう?
その予防にお勧めは、坐禅・瞑想
です。
座禅や瞑想は、「認識(思考)
しないワーク」です。
つまり、認識(思考)に囚われない
よう何も認識(思考)しないことが
理想です。
「思考している私」はなく「巡るめく
思考」もないという状態です。
しかも、お金もかからず、場所と
時間を作れば、
いつでも、どこでも、どんなとき
でも行えます。
そして、「思考」になる前の静寂が
そこに在ります。
とはいっても、1年以上瞑想を続ける
私でも完全に雑音のない没我の世界
は未体験です。
しかし、毎日座ることで、イライラ
することや怒りは随分緩和された
実感はあります。
ところで、脳にはミラーニューロン
という神経細胞があります。
これは、人が脳に持っている“鏡”
のような働きをする神経細胞だ
そうです。
この神経細胞は、人は新しいことを
身につけるとき、人の動きを自分の
この“脳の鏡”に映し出して、まるで
自分が実際にやっているかのように
脳の中で体験し学んでいくといった
働きがあるようです。
そしてそれは、脳が何かを認識
(思考)しない限り機能しない
そうです。
認識(思考)しない状態とは、
ミラーニューロンだけではなく、
脳の思考・感情系(自我)の
機能のほとんどが眠っている
ような状態です。
その時は、個人(私)は存在せず、
当然ながら、不安や恐れ、ストレス
もありません。
例えるなら、お風呂上がりのあの
サッパリとしたとても気持ちいい
という感じに近いでしょう。
だからこそ、座禅・瞑想が終わった
後は、心がリセットされて
心身ともに軽く落ち着いた状態に
なるわけです。
確かに、ストレス解消には、
酒を飲んだり、思う存分食べたり、
買い物するなど色々あるでしょう。
ただそれは、快楽に依存することに
よって気を散らしてストレスを解消
していると言っても過言ではない
のではないでしょうか。
しかし、それでは根本的には何も
変わりません。
結局のところ、本当の心の健康は、
思考・妄想が作り出す苦しみから
解放されたところにあるという
ことです。
四の五の言わず、
只管打座(しかんだざ)に尽きる
ということ。
要は、形に拘らず座禅・瞑想が
ライフワークの一つにできたら
いいですよね。