塾長の考え(私大医学部受験)⑦

お盆休み中に群馬に行った。
「お、観光ですね(笑)」
まあそういう面もあるが、
「用事」があるから行った。
費用も日数もかかったが、
「用事」のおかげで、
再認識できたことがある。
1つだけ話す。
「群馬」に行ったときに、
健大高崎高校の野球の試合が、
たまたま流れていた。
群馬には縁がこれまでないのだが、
今回訪問したことにより、
何十年かぶりに、
高校野球をTV観戦することに。
もちろん地元の日南学園の応援。
これが最優先だった。
しかし、
決勝戦に残ったのは、
群馬の健大高崎。
和歌山の和歌山智弁学園。
ピッチャーの良い健大高崎が、
最強の「盾(たて)」で、
強力打線の和歌山智弁学園が、
最強の「矛(ほこ)」。
最強の盾と最強の矛。
矛盾(むじゅん)という言葉がある。
これは学校で習う言葉で有名。
今さら解説はいらないとして、
こういう対決の場合どうなるか。
実力が「最高」vs「最高」ならば、
何をもってして勝敗は決するのか?
皆さんならばどう考えるだろうか?
私の考えは決まっている。
頭脳に当たる部分は監督だ。
選手の「育成」は両校ともOK。
全国の決勝戦に、
勝ち上がってくるくらいだから、
「育成」は満点だと言える。
だから、
勝負の行方(ゆくえ)は、
監督の「戦略」の差となる。
どちらの監督の戦略が、
相手よりも優れているのか。
そこが最重要。
あとは急所での監督の采配。
つまり、
急所のタイミングでの判断力。
これが勝負の流れを決める。
私はこの決勝戦を観ていて、
正直なところ健大高崎を応援していた。
群馬に行ったからという理由で…。
試合を通じて印象に残ったのは、
両監督の必死な采配ぶりだった。
「何とかして…」
「何とかして…」
「この子たちを勝たせてあげたい」
そういう気持ちが、
私には画面を通じて伝わってきた。
私が小学生のとき。
私が中学生のとき。
私が高校生のとき。
高校野球は別世界の人たちの、
試合であり、
戦いであり、
選手に注目することはあっても、
監督の采配に気を取られることなど、
ほとんどなかった。
ヒーローは常に選手たちであり、
監督はその対象ではなかった。
だが今は違う。
子どもたちを「勝たせる」という点で、
監督たちは私となんら変わらない。
役割が同じなのだ。
選手たちはどのように強くなったか。
どのように鍛えられてきたか。
もっとも各選手の能力が伸びたのは、
試合(実戦)の経験だろう。
実戦こそが本物の「育成」に、
つながるからだ。
子育てには、
実戦という「育成」の要素が必要。


