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小野由樹子

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小野由樹子(おのゆきこ) / キャリアコンサルタント

株式会社キャリアアシスト

コラム

仕事のやりがいを感じられない人は、負のスパイラルに陥りやすい!そこから抜け出す方法とは!

2018年6月19日

テーマ:後悔しないキャリア形成

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

仕事を選ぶとき、賃金や待遇の前に、やりがいのある仕事かどうかを確認したいと思う人がほとんどではないでしょうか。では、「やりがいのある仕事」とは、どういうものでしょう。

仕事の「やりがい」とは

自分に合った仕事、やっていて喜びを感じる仕事、達成感のある仕事、社会的に意義のある仕事などに多くの人は「やりがい」を感じます。幸運にもそんな仕事に巡り会えれば、毎日が充実して楽しく過ごせることでしょう。

でも、実際はなかなか納得できる「やりがいのある仕事」には出会えないものです。何に喜びを感じるかは人それぞれなので、最適な結婚相手に出会うのと同じくらい難しいことかもしれません。

そもそも最初から「やりがいのある仕事」など存在しません。今ある自分の仕事と向き合う中で、自分なりの仕事のやり方を見つけてそれがうまくまわっていくようになって初めて「やりがい」を感じるのです。

ここでは、漠然としていながらとても大事な仕事のモチベーションである「やりがい」について考えてみたいと思います。

仕事にやりがいを感じないとき

仕事にやりがいを感じないというのは、「もともと自分の希望とは違う仕事をさせられている」と「希望した職種なのに思っていたものと違う」から始まっている場合が多いのではないでしょうか。

最初からでも途中からでも、いずれにせよ、希望していた仕事に就けていないと思っていると、本人が納得しているつもりでも結局は仕事に身が入りません。そのような状態でする仕事は、当然、誰からも評価されず、結果を出すことはできないでしょう。

また、仕事にやりがいを感じていないと、月曜日から週末が待ち遠しかったり、出社時から退社時間までしょっちゅう時計を見たりして、仕事に集中することができていないかもしれません。そうなると、必然的にミスが多くなります。評価を得るどころか、上司から仕事のできない社員という認識をされてせっかくのチャンスを失ってしまうことにもなりかねません。

上司のパワハラに遭って、意図的にやりたい仕事を取り上げられて閑職に追いやられ、あまり意味のない雑用ばかり押し付けられているのだとしたら、早急に会社の人事部や外部機関に訴え出るべきでしょう。すぐに転職を考える必要があるかもしれません。

そうではなく、ちゃんとした会社のキャリアプランの中で配置された職場であれば、真摯にコツコツと仕事をこなしていくことで、周囲の信頼を得て、上司にも認められるでしょう。不本意な職種でも、仕事ときちんと向き合えば自分の仕事のスタイルが確立して、やりがいが生まれてくるものです。

希望した職種なのに想像していた仕事と違うと思った場合、例えば、広告に興味があって広告代理店に入社したのにクライアントと制作の間でマネジメントに明け暮れている、というケースはよくあります。制作に関わりたいのであれば、企画力やデザイン力などそれなりのスキルを身につけなければいけません。

「希望の仕事でない」とき、まだスキルが足りないということなのかもしれませんし、そもそも適性がないのかもしれません。自分のやりたいことと適性をもう一度見直した方がいいでしょう。

今は不本意でも、自分のやりたいことを胸に秘めて先をしっかりと見据えながら仕事をしていれば、いずれチャンスは巡ってきます。ただ、やってみたら結構おもしろいこともあるので、やりがいがないと思っている仕事でも、前向きに努力すれば実を結ぶこともあるでしょう。

仕事にやりがいを感じるには

今やっている仕事に特にがっかりしてはいないけれど、特にやりがいは感じない、というケースもあるでしょう。それはそれで、割り切って支障なく仕事ができているのであれば問題ありません。ですが、そのまま20年以上もそんな生活が続けられるでしょうか?

何の不満もなく、これぞ天職という仕事に就ける人はそう多くはありませんが、それなりに毎日楽しく働いている人は結構いるのではないでしょうか。なにも、世のため人のためになってみんなに感謝されたり、バリバリ働いてガンガン結果を出したりすることだけが「やりがい」ではありません。

仕事にやりがいが持てる人と持てない人の違いは、ものの考え方や仕事に取り組む姿勢にあります。自分の好みや能力を限定的に考えている人は、仕事を選り好みする傾向があって、仕事にやりがいを感じる間もなく仕事に飽きてしまったり、気が乗らない仕事だとあきらめてしまったりするようです。

やりがいを持てる人は、どんな仕事にもちゃんと向き合って、仕事を楽しむコツをつかめる人です。楽しんで仕事をしている人には、いい仲間ができます。いい仲間との仕事がいい空気を生み、仕事はさらに楽しくなって、思いもかけないチャンスを呼び込むこともあります。

仕事にやりがいのない職場からの転職はアリか?

前述のように、仕事への姿勢で自分から仕事をやりがいのないものにしてしまっているケースは、どこに転職しても結局同じことの繰り返しになってしまいます。

もしどうしても今の仕事が嫌で離れたいのであれば、自分はどんな仕事なら楽しくやれるのかをじっくり考えてから転職を考えた方がいいでしょう。

社会の役に立ちたいのであれば、資格をとって医療関係、福祉関係など人の助けになる職業に就く方向性もあります。お客様とのやりとりを楽しみたいというのであれば、飲食などのサービス業も視野に入れてみましょう。自分の能力を高めたい、わかりやすく評価を得たいというのであれば、何か得意なことで専門職に就けるよう学校に通い始めるのもいいでしょう。

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