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暮らしに活かす東洋医学の知恵 夏の養生法

水沼国男

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テーマ:暮らしに活かす東洋医学の知恵

 まもなく近畿地方も梅雨入りします。毎日30度以上の日が続き、蒸し暑い日が続きます。こんな時は、冷たい物が欲しくなりますね。しかし、冷たいものばかり取っているとかえって身体にとって害となり、体調もおかしくなります。
今回は、東洋医学の知識を利用して夏の養生法をご紹介します。



夏の三月は「蕃秀(ばんしゅう)」の季節

東洋医学では、夏は、すべてのものが成長し、緑豊かになり、陽気が最高潮になる時期と考えています。立夏から立秋までの3ヶ月を蕃秀(ばんしゅう)と言います。この時期は、春よりもさらに陽気が盛んになる季節です。(黄帝内経 素問 四気調神大論篇より))


夏の過ごし方

 この季節は、少し遅く寝て、朝は早く起きましょう。夏の日の長さ、暑さを嫌がらず、自然の陽気の変化に身体を合わせる事が大事。
暑さを避けながら過ごすし、陽気を発散させる事が大切です。もし、上手く陽気が発散しないと、身体に熱がこもって心臓を悪くします。また、冷房や冷たい飲み物ばかり飲んでいると身体に熱がこもり、夏バテや秋以降などの病気にも繋がります。この季節は、適度に汗をかく事が大事です。


夏の食養生

陽気を発散させるような緑の葉野菜やきゅうり、トマト、ナスなどを食べ適度に熱を冷ましましょう。

夏バテ

暑い日が続く夏になると、身体がだるく疲れが取れにくい、食欲がわかないなどの症状があります。これと言った病気がないのに身体の不調が続くとことがありますが、これがいわゆる“夏バテ、”の状態です。

夏バテを防ぐ生活習慣

夏バテ予防

鍼灸治療は、どのような疾患(症状)に効果があるの?

#夏の過ごし方 
#夏の養生、東洋医学
#美山いずみ鍼灸院  

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専門家

水沼国男(はり師)

美山いずみ鍼灸院

大学で30年、研究・臨床・教育に携わり、高齢者福祉施設でも20年以上鍼灸に携わる。オーダーメイド・セルフケア・予防を重視し、健康維持・増進を支援。訪問鍼灸による地域のかかりつけ医のような鍼灸師を目指す

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