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夏の疲れ・夏バテ(その2)

水沼国男

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テーマ:暮らしに活かす東洋医学の知恵

夏バテを防ぐ生活習慣

夏バテを防ぐ生活習慣
① こまめな水分補給
  この時期は、特に水分が失われます。水やお茶などこまめに取るように心掛けましょう。
  糖質の多い清涼飲料水の飲みすぎは、糖質の分解にビタミンB1を多く消費されるので、疲
  労感を招きやすいので注意が必要です。
  ビールは、利尿効果があり、飲んだ量の1.5倍の排尿があるので、水分補給にはなりません。

② 身体の冷やし過ぎに注意する
  身体の冷やす過ぎ、外気温との激しい温度差は、自律神経を乱します。
  エアコンの風が直接あたらない、寒さを感じたら衣類や膝掛け等で調整しましょう。
  涼しい時間での軽い運動は、自律神経を整えるにも有効です。



③ 睡眠をしっかり取る
  暑さによる疲労回復や自律神経を整えて体調不良を改善するのには、睡眠がとても大切です。
  エアコンのタイマーや扇風機などを上手に使い、冷やしすぎ内容に注意しましょう。

④ 食事をしっかり取る
  暑さにより胃腸の働きが弱り、食欲が落ちたります。少量でも多くの品目が食べられる
  ように、食事内容に気を配りましょう。
  夏野菜は、水分も多くほてった身体を冷やす作用があるので、食事に取り入れましょう。


夏バテ対策におすすめのツボ

  今年の夏は、猛暑のため体調を壊された方も多くおられると思います。
  また、暑い日が冷たいものばかりですと、胃腸の調子がわるくなりどうしても
  食欲が落ちます。
  そんな時におすすめのツボが、「足三里」というツボです。

  足三里(あしさんり)胃腸の調子をよくするツボ。
            膝蓋骨(膝のお皿)の下縁がら指4横指下。
            足首をまでると膨らんでくる筋肉上に取る。



お灸

   おは、熱いと言うイメージで嫌がられる方もおられますが、最近では台座
   灸(せんねんきゅう)の様なお灸もあります。このお灸は、皮膚に直接置き
   ますが、お灸が直接触れることがなく気持ちの良い熱さです。
   また、様々な温度になるものが市販されています。

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水沼国男
専門家

水沼国男(はり師)

美山いずみ鍼灸院

大学で30年、研究・臨床・教育に携わり、高齢者福祉施設でも20年以上鍼灸に携わる。オーダーメイド・セルフケア・予防を重視し、健康維持・増進を支援。訪問鍼灸による地域のかかりつけ医のような鍼灸師を目指す

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