スイスの偽「弁護士」に要注意
先日機会があって弁護士の記章(バッジ)を「金」に変えました。
一般に弁護士バッジと言われる弁護士の記章ですが、受け取るのに一定のお金を日弁連に支払う必要があります。ただ、これはあまり知られていないかもしれませんが、記章はあくまで日弁連からの「借り物」という位置づけで、所有権はあくまで日弁連にあるということになっています。
それに伴ってか、日弁連による管理がなかなか厳重で、紛失した人には届出が義務づけられ、紛失の事実が「自由と正義」という日弁連の月刊会誌に名前と登録番号、所属会、紛失届出日が掲載されることになります。また、再発行後の記章の裏には再発行を示す印が施されるようです。
通常の記章も(少なくとも最初は)金色ですが、これは銀バッジと言われる金をメッキした記章です。今回私がその銀バッジから変えた金の記章いわゆる金バッジは、相応のお金を払うことで変更してもらえる純金製のバッジを指します。
両記章では箱のグレードも違っていて、銀バッジは小さい桐箱のような木製の入れ物に入れられて届きましたが、金バッジはもう少し大きな宝石箱のような箱に入れられて、箱の中には「造幣局製」と金文字で書かれています。お値段が高い分、こうした扱いもまた少し違うようです。
銀の記章は使用していると摩擦や汗などでメッキが剥がれていき、金の色合いは徐々になくなり、渋い、それこそ銀色のバッジに変色していきます。それがベテランの印ということのようで、わざと財布に記章を入れて摩耗を早める人もいるとかいないとか。日弁連からするとあくまで貸与品なので、そのような扱いはやめて欲しいということのようです。
以前からいつか金の記章へ変えたいとは思っていましたが、なかなかタイミングが来ずにここまで過ごしてきました。
しかしこの9月1日以降、銀の記章から金の記章へと変更するための代金(貸与のための納付費用)が5割ほど上がるとある筋から知り、良い機会と変更をお願いしたといういきさつでした。
この8月末までは、銀の記章が1万円強、金の記章が11万円強でした。全てについて値上がりとなりましたが、金は近時の金価格の急上昇もあって、大幅な値上げをせざるを得なかったのでしょう。
値上げをきっかけに金の記章の変更申請が多すぎた場合には旧納付費用での変更は受け付けられないとのことでしたが、そこは何とかクリアしたようで旧費用での入手とあいなりました。
値上げのお知らせは公式には日弁連から弁護士会会長に伝えられたもののようで、おそらく個々の会員にまでそれが告知されなかった弁護士会も相当数あったのではないかと思っています。私はたまたま値上げのお知らせを知ることができ、即座に動いたという訳でした。
言わば外圧による記章変更とはなりましたが、個人的にはこれが最善のタイミングだったと思うので、今までとは装いが若干異なる新しい相棒を手にできてひとまず満足しています。


