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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

合格者の声

2013年度 関西福祉科学大学大学院 社会福祉学研究科心理臨床学専攻 合格 Uさん

1.受験を志したきっかけ
 私は、ここ数年間がん専門病院においてボランティア活動をしています。ボランティアとして患者や看護師と関わるからこそ得られるものも多くありますが、ボランティアだからこそ患者や看護師に対して踏み込んだケアーができない、それを強く感じる出来事が今年の2月に起こりました。そのことが、私に臨床心理士になることを決意させ、大学院の受験を志すきっかけとなりました。
2.京都コムニタスの授業・指導と受験勉強
 受験を志した頃は、どのような勉強をしなければいけないのか?そのボリュームは如何ほどなのか?など、受験に対しての必要な知識は皆無の状態でした。それでも、受験校を決め、研究計画書を書き、試験への対応などを受験日までに準備することができ、そして合格できた要因はいくつかあると思います。その中で特に次の3つがポイントになったと考えます。1つは、この時期に何をすべきか?という先生の言葉に対して素直に動いたこと。2つ目は、英語に対する苦手意識がなくなったこと。そして最後が、心理キーワード論述や小論文の指導を受けられたことです。 1つ目の、この時期に何をすべきか?という先生の言葉に対して素直に動いたこと。この時期に何をすべきか?は、必須の授業の中で取り上げられ、その行動・内容に対して具体的詳細に学びます。例えば、研究計画のテーマを考え始める、志望校を絞っていく、面接のための準備を始めるなどがあります。研究計画のテーマや志望校は、入塾した時点では全く白紙状態の私でしたが、この課題を進めるにあたり自分の中で生じた疑問を、毎週のように、直接塾長に問いかけることで導きを頂き、自分との対話がはじまり、行動に移す。この繰り返しによって形にしていく事ができました。そして、研究計画書を詰めていく段階では、自分の思考をまとめ上げる過程への援助や次の進め方への助言などを、授業外の時間を利用して積極的に指導を受けるようにしました。
 2つ目は、英語に対する苦手意識がなくなったこと。大学受験の時に英語を避けるぐらい苦手であった私ですが、文法を確り抑える、英語は確たるルールがあるという英語の原理を繰り返し授業で学ぶことは、私の苦手意識を一掃しました。文法通り考えていくと正しく導かれるという事が練習の中で証明されていくと、毎日英文と顔を突き合わせても苦になりません。できるようになるということは楽しいものだという事を久しぶりに感じることができ、英語への取り組みをストレスなく進めることができました。
 そして最後の心理キーワード論述や小論文の指導を受けられたこと。7月頃から毎週論述のテーマを選んでいただき添削をしていただきました。遊戯療法のテーマでは、なぜokが出ないのだろうと思いながら3週間かけての取組みでした。その時の指導目的が、単にキーワードを論述できればいいというのではなく、応用が可能になるように自分の中に浸透させていく事であったのだと気づいたのは、その後の事例対応の授業でした。この経験は、遊戯療法に限らず、その他の論述や事例問題への対応と幅広く活用できるもスキルになりました。また、過去問の小論文対応は、内容がカウンセラーの在り様などより実践に近いテーマだったため、とにかく自分が考えられることを論じ添削していただきました。その時の指導は、先生のカウンセラーとしての経験をもとにしたアドバイスであり、本を読んでも学べない事を学ばせていただくことができたと思います。実際に、この時に交わされた内容が、集団討論のテーマであり、小論文や面接で問われた内容に対する応え方の鍵になりました。
3.受験を受けてみて気づいたこと
 私が実行しなかった事で、必ずやっておいた方が良かったと思う最たるものは、論述は必ず手書きで練習することです。
 私は、パソコンで書くということに慣れており、効率の点からみても、手書きではなく常にパソコンを使って論述を書いていました。予定の3/4時間程度で論述できるようになっていた私は、試験は大丈夫であると思っていました。しかし、試験を受けてみて、自分がそのツールの便利さに大きく依存していたことを気付かされました。つまり、文の組み立てはするがどこか甘く、曖昧性が高く精錬されていない文章を最初に書いてしまうということです。修正が難しい手書きの試験では、時間が足りずに文章の稚拙さが残り、最後の方は崩れ字になった答案を提出することになりました。数多く論述練習をすることも大切ですが、それ以上に、マス目の入った紙面に手書きをする練習をやる方が、試験における論述技術を身に付けるには効果的である、やっておけばよかったとかなり後悔をした点です。
4.最後に
 受験に対する全体像が見えない中での短期間の受験勉強は、時間の経過とともに課題がクリアーになり、その量に不安が高まる状態に常にありました。しかし、今できることを1つでも増やす、停滞しないために疑問に思う事は積極的に質問し解決する、その意識を手放さず行動したことが今回の結果に繋がっていると思います。それを実現できる環境を存分に提供してくださる先生方の在り様は、知識取得だけではなく精神面にも多大な良い影響を与えてくださいました。1年前に友人の付き添いで1度だけ訪れたコムニタスの好印象で入塾した私ですが、この塾で学べた事をとても感謝しています。

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