高い省エネ性をうたうエアコンの盲点
私どもの仕事は下請けではなく元請けが主体なので、お客様の声を直接お伺いできる環境にあります。エアコン購入の相談時に「この広さに見合うエアコンを選んでほしい」というお話もありますが、「このメーカーでエアコンを選んでほしい」とのご要望があります。ここには、メーカーへの愛着からくるメリットが生じるケースがありますので、今回はその辺りについて述べたいと思います。
エアコン購入したメーカーがそろっていると
エアコンを複数台購入する際、メーカーがバラバラになっても価格重視の方がおられます。確かにイニシャルコストの点ではいいのかもしれません。しかし、複数台が故障に見舞われたとき、その対処はどうお考えでしょうか?問題のひとつに、メーカーごとにサービスマンの手配を要する場合があります。もちろん、各メーカーから派遣されるサービスマンは自分のところのエアコンしか見ませんから、他メーカーのものを見ることは基本ありません。よって、メーカーをそろえておくと、こうした心配も減るというわけです。
エアコンの購入先と工事業者を一本化すると
これは保証の範囲に関わることです。エアコンにはメーカー保証書がついていますが、これは機器本体のみを保証するものであり、取付工事に起因する不具合はその範囲外となります。従って、保証期間中であっても全て無償で対応してもらえるわけではありません。そのため、エアコンの購入先と工事業者は一本化しておくことが賢明です。そうすれば、故障時の対応はその工事業者にお願いすることで、保証上の問題も解決するというわけです。
メーカーへの愛着が変わらなければ更新時に
購入したエアコンもやがては更新時期を迎えます。その時にもメーカーへの愛着に変わりなければ、私は同一メーカーでのエアコン選びをおすすめします。各種エアコンメーカーはリニューアル性も考慮しながら商品開発していますので、更新は容易な工事内容で済むものと思います。また、当社であればお客様の愛着をメーカーへ必ず伝えてから交渉しますので、長年ご愛用に対するメーカー側からの感謝の意を何らかのメリットとして受けられる可能性もあるというわけです。
このように、お客様とエアコンメーカーとの間でメリットが生まれる架け橋になることも当社の大切な仕事のひとつと考えております。
◎マイベストプロDIRECTにてオンライン相談受付中
https://olc.mbp-japan.com/search/?s=%E5%80%89%E6%9C%AC#front_result