工場の空調設備で電気代削減の方法は
エアコン増設で改善をはかる判断が間違いの場合も
既存空調の効きの悪さに不満を感じている店舗から、ご相談を受ける機会があります。
その改善策のひとつとして、エアコン増設のご意向をよく伺うのですが、
その判断が間違っている場合もあります。
エアコンの能力不足が明白なら、増設は有効でしょう。
しかし、それ以外の問題ならば、増設効果は期待するほど得られないかもしれません。
そこで、既存のままでも店舗空調の効果を向上させる方法をご紹介します。
店舗の構造と熱の発生源を見極めることが重要
先日、飲食店から冷房の効きが悪いので増設の見積りがほしいとの依頼がありました。
現場調査に伺うと、昼間から夕方にかけて効きが悪く、
お客様からクレームが出るほどで、お困りのご様子でした。
その客席を拝見すると、壁面に大きな窓ガラスが設置され、
太陽の日差しが直接入り込むところでした。
店内の様子は、外側からも見える構造です。
ここから侵入する太陽熱が、冷房の妨げになっていることに気づきました。
こうした見極めが重要なのです。
太陽熱をストーブと考えたとき、その近くにいて暑いと感じたら、
あなたはエアコンを使うか(増設)、ストーブを止めるか(遮熱)、
どちらを選びますか?
熱を抑え込む空調でなく遮熱することがポイント
このような説明の上、飲食店の店長には
窓ガラスへの遮熱フィルム貼付工事をご提案しました。
この方法であれば、ほぼ無色透明のフィルムですので、
店内の雰囲気を外側からご覧いただける状態のまま熱を遮りますから、
冷房効果を向上させることができるでしょう。
(サンプルで実測したところ、フィルムの有無で4~5℃も温度差がつきました。)
また、エアコン増設よりも費用が安く抑えられるのもメリットと言えます。
空調には、暑さ寒さを助長する熱を抑え込むための役割があると思います。
ただし、室温に悪影響を及ぼす熱の侵入に対しては、遮熱することがポイントです。
天井や壁に窓ガラスを大きく配置し、透明性を確保されている店舗には、
既存の空調のままでも効き具合を向上できる方法のひとつに、
遮熱フィルムのご検討をオススメします。
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