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倉本和幸プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

中小規模空調のペアとマルチのポイントは

倉本和幸

倉本和幸

テーマ:空調機器の疑問、一答涼暖!

エアコンの組合せで、ペアとマルチについて前のコラムでは述べました。
そこで中小規模施設の空調の場合、
エアコンの組合せは何をポイントに考えればよいでしょうか?

ウチの会社ではズバリ、不具合発生時がポイントと考えています。
エアコンに不具合がでると、保護装置が働いて停止してしまいます。
停止したときに影響を最小限に抑えることが大切です。
もし、仮に飲食店などでエアコンが止まってしまったら、
ご利用のお客様を不快にさせてしまうことは間違いありません。

これがマルチになると、
室外機につながる全ての室内機が停止する可能性があり、
補助するエアコンもないことから大変なことになります。
さらに、サービスマンが到着するまでガマンしてもらわなければなりません。
室外機はコンパクトになりますが、
この点は意識しておく必要があります。

それがペアになると、
万が一不具合が発生しても、そのエアコンが停止するだけなので、
他のエアコンがしっかりサポートしてくれます。
だから、サービスマンが到着するまで何とか対応してもらえるのです。
室外機は室内機設置台数分並ぶことにはなりますが、
安心できる組合せであると思っています。

従って、室外機を設置するスペースがあるなら、
ペアタイプを複数組み合わせることをご提案しています。
暖房であれば、不具合のときに補助暖房器具で対応して下さる方もおられます。
しかし、冷房はどうしようもありません。

ペアかマルチか?
ウチの会社であれば、きっとベストなご提案ができると思いますよ!

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倉本和幸
専門家

倉本和幸(一級管工事施工管理技士)

株式会社京都設備

部屋や用途を正確に把握した上で、温度だけでなく、湿度、気流、空気清浄といった空調の質にまで配慮した提案を目指しています。また、空調設備の枠にとらわれない発想力で新たな価値の創造にも努めています。

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