塾ジイのひとりごと -「その成績表、点じゃなくて線で見てごらん」ー
9月。模擬テストの結果を持ってくる子どもたち。
中には、
「夏休み、頑張ったのに……」
という結果になっている子もいます。
そんな子を、指導する側はどう見るのか。
塾ジイの話を続けて読んでいて、ここは少し考えさせられました。
まず大切なのは、
「この子は頑張っていない」
と決めつけないことです。
本人に聞いてみる。
「夏休み、どんな勉強をしてきた?」
そこから始めるのです。
そして、間違えた問題を一緒に見て、
「この間違い、次にできるようになったら大きいぞ」
と伝える。
「できなかった問題」を、
「ダメだった証拠」にするのではなく、
「これから伸びる場所」
として見せてあげる。
それは、塾ジイが「部屋」で話していたこととも重なります。
【塾ジイの部屋16 ―過去は変えられる?―】
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5235329/
また、模試の結果を見るときも、
偏差値や判定だけを見るのではなく、
問題ごとの正答率などから、
「この子は、どこを次にできるようにすればいいのか」
を考える。
そんな視点も必要なのだと思います。
そして、今回の一連の話を通して、特に印象に残ったのが、
「過去は変えられる」
という意識づけです。
もちろん、過去に受けた模試の結果そのものを変えることはできません。
けれど、
その過去の「意味」は、これから変えられる。
9月の模試で悪い結果だった。
その結果をきっかけに、
10月、11月と努力を重ねる。
そして最後に合格できたなら、
「あの9月の結果があったから、頑張れた」
と振り返ることができます。
だから、指導者の役割は、
過去の結果を消してあげることではありません。
その結果を、これからの成長につなげてあげること。
過去の「点」は変えられなくても、
これからの「線」は変えられる。
そのことを、子ども自身に感じさせてあげる。
そんな指導ができたらいいのではないでしょうか。
その「線」という考え方は、塾ジイのボイスコラムにもつながっています。
【ボイスコラム19 ―夢実現への「線」を描こう!―】
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5235233/
そして、保護者に対しては、
「夏休み、よく頑張られましたね。この結果から何をしていきましょうか?」
子どもに対しては、
「この結果から、次に何ができる?」
そんな言葉をかける。
責めるのではなく、次を見る。
それが、子どもの「これからの線」を引くための、小さなきっかけになるのかもしれません。
最後に、塾ジイのBARでのあの言葉を思い出しました。
「9月の偏差値は、まだ夏の答じゃない」
指導する側も、焦らずに。
目の前の数字だけで、その子の可能性を決めつけない。
9月の生徒&保護者指導のスキルは、合否の命運を左右します。夏期講習明けは様々な業務に忙殺されそうな時期ですが、今こそが【”塾屋“の腕の見せ所】なのです。
【塾ジイのBAR ―夏の努力が水の泡?―】
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5235328/
子どもは、まだその途中にいるのだから。
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