リフレームが場を動かす

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



焦点の当て方ひとつで、人も会話も変わる


月に1,2回だけ行く喫茶店があります。
その喫茶店に今朝行ったときの話。

喫茶店のママさんと、年配男性のお客さんが話していました。
すごく小さな喫茶店なので、その会話が全部聞こえてきます。
ママさんのご主人とお客さんの奥さんの話で盛り上がっていました。
お客さんは、自分の奥さんが「ガサツ」だと言い、
ママさんは、自分のご主人が「無神経」だと言い、
どれだけガサツか、どれだけ無神経かをずっと話していました。

私は黙々とスマホをいじっていたんですが、とにかく話が全部聞こえるので、だんだん気になってきました。
で、黙っていられずに、口を挟んでしまいました。

「お話聞いてると、奥さんとご主人は、おおらかな方で、いいなぁと思いました」
すると、ママさんが、
「おおらか?うまいこと言いますね」
と。
お客さんのほうも、「そやな、ママさんのご主人はおおらかなんやで」と。
ママさんが「いや、◯◯さんの奥さんもおおらかですよ」

その後は、相手の伴侶がどれだけおおらかかを言い合うようになりました。
最初は、自分の伴侶がどれだけガサツか無神経かの悪口を言い合うような感じだったのが、
途中から、相手の伴侶がどれだけおおらかか、褒め合う感じに変わりました。
ガサツや無神経と見るのか、おおらかと見るのか、焦点の当て方と表現の仕方で大きく変わります。

私は、リフレーム(フレームを掛け替える)をしただけ。
それだけで、場の空気がガラッと変わりました。

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Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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