雨の日も、晴れの日も、自分次第

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



「なんでできない?」より、「どうしたらできる?」の視点へ



平本さんのセミナーに初めて参加したときに、一番印象に残っている話があります。

平本さんが子どもの頃のお話ですが、ポイントだけ伝えると、
当時の周囲の大人が、雨が降ったときに、
「こんな雨降りの日に仕事するなんて気分悪い」
と言っていた。
なるほど、この人にとって、雨の日に仕事をするのは気分悪いんだな、と思った。

また別の日に、同じ人が、
「こんな天気のイイ日に仕事するなんて気分悪い」
と言っていた。

あれ?この人は天気が良くても悪くても気分悪いんだ、と思う。
つまり、天気のせいではなく、この人の内面の問題、ということ。

この話をきいてすぐは、あまりピンと来てなかったんですが、なぜかずっと頭に残っていて、ある時、結局すべてそういうことだ、と思うようになりました。

何かのせい、誰かのせい、ではなく、すべては自分の捉え方次第。
どんなに仕事のできない、使えない部下だったとしても、見方を変えればイイところはある。
そのイイところを見ようとするか、しないかだけのこと。
もちろん、見えている部分、仕事ができない部分も事実であり、間違いではない。
だからといって、そのマイナス部分にだけ意識を向けていても、何も変わらない。

仕事ができるようになってもらうに越したことはないですが、「なんでできないんだ?何度同じことを言わせるんだ?」と追求しても、上達するわけでもないし、追求している自分もイライラするし、言われているほうも気分が悪いだけ。

だったら、モノの見方を変えて、互いに気持ちよく働いて、生産性を上げることを考えたほうが、よほど健全です。

できない原因を考えてどうにかしよう、ではなく、目的を意識して、そこに近づくようにアプローチしていくのが、目的論。
私が今の仕事をやる原点になったお話しです。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

太田英樹プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼