イメージしたことが現実になる

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション



40年前から「予祝」を実践していた長嶋茂雄監督のすごさ


先日、長嶋茂雄さんがお亡くなりになられましたね。
私自身は特別野球が好きというわけではないですが、野球に興味がない人でも長嶋茂雄さんを知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。
国民栄誉賞も受賞されていますし、数々の記録を残し、多くの伝説、逸話も。

私は1972年生まれなので、現役時代をリアルには知らないんですが、監督としての長嶋さんはテレビでよく観ていました。
追悼番組で、角盈男さんが語っておられたんですが、
40数年前に、試合の最終回、大事な場面で打席に向かうバッターに対して、長嶋監督は
「自分がこの打席でホームランを打って、ベースを踏んで、チームメートから祝福されて、その後ヒーローインタビューでコメントを話している、そのイメージをして打席に行け。イメージしたことが現実になる確率が高い」
とおっしゃったそうです。

まさに「予祝」です。

おそらく世の中でまだ誰も予祝なんて言ってなかったころに、もう予祝を実践されていたなんて、やっぱり凄い人だなと、あらためて思いました。

これは、私の勝手な考えですが、
長嶋さんは天才だから、それができた
のではなく、
それを実践し続けたから、天才と呼ばれるようになった
と思います。

人間、生きていれば、いろいろ起こります。
他人の言動はコントロールできないですが、自分自身がどんな捉え方をして、どう行動を起こすかは、自分で決められます。
そして、人間の脳は、イメージを実現する行動を取るように指示を出します。

「できる」イメージをすれば、できるための行動を取るようになるし、
「無理かも」とイメージすれば、行動を起こさなくなります。
よく研修でもお伝えしますが、高校球児が「目指せ!甲子園」と書いて壁に貼っているアニメやドラマがありますが、
「目指せ!甲子園」よりも「甲子園出場おめでとう!」と書いたほうが実現可能性が高まります。
40年前からそれを実践していた長嶋茂雄監督、凄いなと思います。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチングコミュニケーション研修により、社内コミュニケーションの円滑化、人材定着率や顧客満足度向上、事業成長に繋げます。

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