言葉の奥にあるものまで聴く
「大事なこと」と「そうでもないこと」の違いを、
誰もが納得いくように合理的に説明できる人がいたら、ぜひ会ってみたい。
何が大事で、何がそうでもないかは、価値観の問題。
うちの家庭でも、「◯◯は重要なことだ!」と私が主張すると、
「それくらいのことで怒らないで」と、妻が言う。
すると、私にとって大事なことを「それくらいのこと」と言われて、
イラっとする。
家庭内に限らず、皆さん多かれ少なかれ経験あるんじゃないでしょうか。
価値観が人それぞれ違う、というのは多くの人が理解していること
だと思いますが、それを踏まえて、対人関係をどう構築する?
と言われれば、「互いを尊重する」みたいな答えもよく返ってきます。
このあたりは、わざわざ学ばなくてもわかってるわい!
って感じでしょうが、それでも、うちの家庭のようなことが起こるのは
なぜなんでしょう?
理解しているのと、実践するのは別の話だということ。
知らない、もしくは理解していないなら、学ぶことで、
その部分の課題は解消されますが、最終的には、
実践しないと成果は得られない。
かのアンソニー(トニー)・ロビンズは、
「Make a move!」(とにかく動け)
と言っています。
さらに、「大量行動だ!」
と言っています。
つまり、相手の価値観を尊重することが対人関係において
大事だとわかったんなら、とにかく尊重する。そういう言動をする。
自分の価値観と違うことを相手が言ってきたなら、
「そうか、きみはそう思うんだね、なるほど」と相手を尊重してみる。
ところが、実際してみると、なんだか自分だけ我慢してるみたいで、
納得できない。
アンソニー的には、1回や2回では成果なんて得られないから、
とにかくどんどんやってみる。
すると、また別の何かに気がつくよ、ということ。
とはいえ、我慢ばかりを続けるのもしんどいよね。
だって、人間には「感情」があるんだから。
その感情をうまく扱えれば、我慢しなくても自然に実践できる
ようになるよ、というのが、うちの師匠、平本さんのコーチング。