受容と訓練

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

最近はYouTubeの動画アップができてないんですが、

どの動画も数十回から200回くらいの視聴回数の中、

1万回を超えている動画があります。

これが、いわゆる「バズる」ってやつですか!!

話は変わりますが、

マナー研修講師が、挨拶しないとか、

アンガーマネジメント講師が、怒りっぽいとか

個人的には、矛盾を感じてしまいます。

私の知っている人に、対人コミュニケーションの達人がいますが、

その人は、ご自身と他者とのコミュニケーションがとてつもなく下手です。

でも、その人にセッションしてもらった人は、多くが効果を実感します。

つまり、専門家としてのスイッチが入っているときは凄いけど、

オフのときは普通の人。

なので、専門分野と、その人自身のパーソナリティはあまり関係ないんだ

とも思います。

私も基本的にはそうかもしれません。

もともと、対人関係に苦手意識をもっていたし、

自分のこともわかってなかったし、受容もできていなかった。

だからこそ、師匠から学んだことを実践したし、

人に伝えようと思いました。

とはいえ、長年研究したり、実践してきたわけでもなく、

人に教えるだけの確固たる土台がなかった。

なので、自分自身で実践して、その経験を土台しようと思い、

四六時中意識して、実践し続けてきました。

意識し続けてきたから実践できているだけで、おそらく、

気を抜けば元の私に戻ります。

ですが、意識して実践してきたことで、いわゆる「習慣化」は

起きていると思います。

瞬間的な感情の動きは、自分の「素」の部分なので、

なかなかコントロールはできません。

でも、その次の瞬間、つまり二次感情は意図的に変えられます。

フォーカス、つまり焦点の当て方を変えることで、感情も変えられる。

つまり、一瞬はイラついたとしても、瞬間的にフォーカスを変えて、

感情コントロールをする。

これを、今の私はほぼ無意識でやっています。

できてしまう、と言ってもいい。

もちろん、初めからできてしまっていたわけではありません。

どんな場面でも、「こういう一面もあるよね」とか

「こういう見方もできるよね」と、意識的にフォーカスを変えるように

していました。

とはいえ、感情があるので、見方を変えてみたところで、

納得できるわけではなく、イライラがおさまらない、

なんてことはよくありました。

それでも、やり続けました。

イライラがおさまらないなら、それはそれで、イライラするよねー、

と受容し、フォーカスを変える作業とは別物として、

受容と訓練をしました。

多くの人は、この感情の動きと、訓練をごちゃごちゃにしてしまう。

イライラがおさまらないから、フォーカスを変えることに意味はないとか

できないとか、一緒にしてしまう。

今の自分の感情の動きを受容することと、

フォーカスを変える訓練は別でいいんです。

それが、長く続けるコツです。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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