リスク管理は大事です。が
平本あきお師匠から学び、実践していることはたくさんありますが、
「増やしたいところを意識する」
も、その一つ。
子どもや部下の「できていないところ」に意識が向きますよね。
「何度言ったらわかるの?」
「また同じミスして、なんで成長しないの?」
みたいに、ダメなところ、できていないところを指摘したくなります。
親として、上司として、それを改善させようとします。
でも、指摘すればするほど、そこが目立ちます。
この、ダメなところを指摘することを、
私たちアドラー系のコーチングをする人は、「原因論」と言います。
ダメなところを改善しようとするのは、
親や上司として当然のことかもしれませんが、
その結果、改善されないのであれば、
原因論を続けることは、相手も自分も嫌な気持ちになるだけ。
じゃあ、どうする?
ダメなところの逆を指摘する。
どんな行動をしてほしいのか、どんな未来になってほしいのかを伝える。
これを、「目的論」と言います。
ダメな時に指摘するのではなく、イイ行動をした時に、「それイイね!」と。
もちろん、伝え方も工夫が必要なので、
目的論だけですべて解決できるわけではないですが、
まずは目的論で関わる、「増やしたいところを意識する」から始めてみる。