言葉の奥にあるものまで聴く
かの天才打者、イチローさん。
野球に詳しくない人でも、イチローさんが凄いバッターだということは知っていると思います。
そのイチローさんの生涯打率は確か3割5分3厘(だったと思います)。
100回打席に入って、35本のヒットやホームランを打つ計算です。
逆に言うと、65回は凡退しているということ。
65回の凡退の上に、35本のヒット・ホームランが積み上がっているわけです。
さらに、そのイチローさんも、時期によって打ちまくる時もあれば、まったく打てない時もありました。
よく言われていたのは、「イチローは春先は調子が良くない」
春先は打率1割台なんて時もありました。
どんな天才でも(イチローさん自身は、天才と言われるのは好きではないそうです)、
ずっと結果を出せるわけではないし、上がる時もあれば、下がる時もあります。
コーチングの師匠、平本あきおさんは、オリンピック選手や、プロ野球の監督のコーチをされています。
一流のアスリートだって、メンタルコーチのサポートを受けて、できる限り最高のパフォーマンスを発揮できるようにしています。
そう考えると、私たち一般人が調子を落としたり、悩んだり、ヤル気がなくなったりするのは自然なことです。
大事なことは、
自分を信じ、周りを信頼し、あきらめないこと。
ダメな時は、もがけばいい。
もがいてもダメなら、立ち止まってみてもいい。
今はそんな時期なんだと受け入れ、次に歩き出す、走り出すタイミングを見極めればいい。
何か悪い結果が出たとしても、
そこであきらめたら「失敗」かもしれないが、
あきらめさえしなければ、それは「成功するためのプロセス」になる。
イチローさんの昔のインタビューなどを見ていると、
調子が良くても慢心せず、
調子が悪くてもあきらめず、
常に「もがいていた」ことがよくわかります。
あの天才がもがいて、もがいて、28年間走り抜けた。
私たちも、もがいていい。
あきらめずに、もがき続けよう。