アイメッセージ

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

「言葉」を丁寧に扱うだけで、人間関係が改善できたりします。

ちょっとしたポイントをお伝えすると、

「◯◯だ!」を
「◯◯だと思う」に変えるだけでも違います。

「◯◯だ!」という「断定的表現」は、いわゆる「決めつけ」

職場で、同僚や上司部下の言動に対して、

「それはおかしい」

と言ってしまうと、

「あなたの言動は客観的におかしい」

と言っているようなもので、相手は全否定された気持ちになるかもしれません。

言われた相手も、「あなたこそおかしい」と否定したくなり、水掛論になります。

なので、

「私は、おかしいと思う」

は、一個人の意見としての発言になるので、全否定よりは受け取りやすい。

もちろん、もう少し丁寧なほうがさらにいい。

「あなたはそう考えるんですね。私は◯◯だと思うけど、どう思う?」

まで言ってあげると、相手の受け取り方は全然違ってきます。

最近の私の例で言うと、

皆さんにご心配いただいていることはとても感謝しています、という前提のうえですが、

「バイクはやめなあかんよ」

と、多くの人に言われます。

もちろん、心臓への負担を考えてのアドバイスであることは重々承知しています。

ただ、私の心理として、なかなか受け止め難い。

先日、コーチング仲間から

「ひでさんはバイク移動にこだわりがあったり、どうしてもバイクじゃないといけない事情もあるんですよね。寒い中バイクでの長距離移動は負担がかかるだろうし、冬のあいだだけでも考え直したほうがいいんじゃないかと私は思う」

と言われて、そうだよなぁ、と素直に受け止められました。

何度も念押ししますが、

どなたからも心配していただいていることはわかっているんですが、
言われ方一つで感じ方が微妙に違うんです。

私の例だと、言い訳に思うかもしれませんが、
私たちのコミュニケーションは多かれ少なかれ、こういう一面があります。

伝える側は、正しいこと、当たり前のこと、相手のためを思ってのことを伝えているという思いであっても、
相手がそれを受け取れるかどうかは別問題です。

正しいと思うことだからこそ、相手にちゃんと受け取ってもらいたいですよね?

であれば、相手が受け取りやすい伝え方をしたほうが、お互いにとってプラスですよね。

「私は◯◯だと思う」

気が向いたら使ってみて。

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Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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