「向き合う」ではなく「寄り添う」
「相手の話を聴くのが大事」
とにかく聴く、これができればかなりのことは解決の糸口がみつかる。
いつもそうお伝えするので、頑張って聴く努力をしてくれる方もいます。
ところが、聴いても変わらない。
ということがあります。
その原因の一つが、
「自分目線で聴いている」
ということ。
相手の話を一生懸命聴いて、理解しようとするのは素晴らしいことなんですが、
自分目線というフィルターを通して聴くと、相手の言葉が自分の言葉に変換されてしまい、本来の意図が伝わってこない。
自分目線というフィルターを通さずに聴くこと、それが大事です。
とはいえ、これがまた簡単ではなかったりします。
意識するだけでも聴こえ方が変わったりしますので、相手目線を意識しないよりは意識したほうがいい。
意識しても自分目線が手放せないとき、どうしたらいいか。
自分目線で、言いたいことを先に吐き出しちゃえ。
昨日、社内の主要メンバーが集まって話し合いの場がありました。
私自身なんとなくモヤモヤ感があり、建設的な言葉が出てこない。
自分自身のモヤモヤ感が気になって、相手目線にもなれない。
場もなんとなく重い空気。
なので、とりあえず言いたいことを先に言っちゃった。
もちろん言葉は選びつつですが、私がどうしたいのか、全体最適は一旦置いておいて、私目線の話を先に出しちゃった。
その後にみんなの意見を聴いてると、ふと「こんな解決法はどうかな」が浮かんできた。
それを場に出してみたら、一気に空気が変わり、終了しました。
自分目線を手放して、相手目線で話を聴くこと。
それだけです。