思い込み

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

私たちは、主観のかたまりです。

他人の言動や環境に対して、良いや悪いや、正しいや間違っているや、上や下やと、常に評価判断しています。

「間違いを指摘して何が悪い?」

と思いますよね?

悪くないですよ。

ただ、一つ確認したいのは、

「間違いを指摘する目的は?」

ということ。

間違いを指摘した結果、その間違いが改善され、組織の生産性が上がるとか、不具合がなくなり、物事がスムーズに進む、
という未来の実現に近づくのであれば、それでオッケー。

でも、何度指摘しても改善されず、
指摘する自分がイライラしたり、
相手がキレたり、落ち込んだり、全体の雰囲気が悪くなったりして、
生産性も上がらないどころか、逆に下がるとか、物事もスムーズに進まないのであれば、
指摘することはマイナスにしかならない。

それでも、指摘してしまうので、「主観のかたまり」なんです。

自身が、「それは間違い」だから指摘しないと気が済まない。

ときどき言われるんですが、

「◯◯さんが雰囲気を悪くしてるんで、注意してください」

と。

私は、いたしません。

注意したら、◯◯さんがどんな反応をするか、想像がつくから。

それにより、さらに雰囲気が悪くなるから。

とはいえ、それだけだと、注意してほしいと言っている人の納得感がない。

なので、注意してほしい側の話をとことん聴きます。

実は、「間違い」というのも、客観的指標がなければ、主観的「思い込み」の可能性だってあります。

それくらい、私たち人間は主観のかたまりなんだ、という自覚が必要だと思います。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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