「ごめんなさい」を「ありがとう」に

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

まるで癖のように、

「ごめん、ごめん」

「あ、ごめんなさい」

って使ってないですか?

例えば、

「この落とし物、どなたのものですか?」

なんてたずねられた時に、

「あ、ごめんなさい、私です」

みたいに、反射的に出てくる「ごめんなさい」

もちろん、何か謝罪すべきことや言動があったのであれば、

「ごめんなさい」が適切な表現ですが、

別に謝罪するような場面でなくても、相手の手を煩わせてしまったとか、相手の時間を奪ってしまったとかの意味合いで使うことが多い。

「ごめんなさい」は、マイナスをゼロに戻す言葉です。

生活や仕事の場面で、そんなにマイナスになっているわけでもないのに、必要以上に使っているケースも少なくありません。

この「ごめんなさい」を「ありがとうございます」に変えてみてください。

「あなたの貴重な時間を奪ってしまってごめんなさい」

ではなく、

「私のために貴重な時間を割いてくれてありがとう」

に変える。

「ごめんなさい」がマイナスからゼロに戻す言葉なのに対して、
「ありがとう」は、プラスに変える言葉です。

言葉一つで、相手の感情も、自分の感情も変わります。

感情が変われば、行動が変わります。

ちょっとしたことです。

そんなことで変わるはずない、と思うかもしれません。

あるいは、こちらが何をどう変えても、相手は変わらない、と思うかもしれない。

一緒に暮らす夫や妻、子どもでさえ、言葉がなくても通じ合う、なんてのはとても難しいこと。

ましてや、他人の集合体である会社組織で、言葉なしに意思疎通はできません。

だからこそ、言葉に意味を込めるんです。

「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えることで、きっと変化が起こります。

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Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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