「仕方ない」は自分目線の自分都合
「仕事は楽しいですか?」
とたずねると、
「楽しいです」
と笑顔で答えてくれる方もいれば、
「毎日大変で、楽しくなんてないですよ!」
と怒りながら答える方もいらっしゃるし、
「仕事なんだから、楽しいかどうかなんて関係ありません」
とクールに答える方もいます。
まぁ、これも一つの価値観なので、どの考え方が良い、悪いなんてないんですが、
ただ、
出所は忘れましたが、どこかの大学の研究で、
楽しんでやっている作業と、そうではない作業の生産性の違いを調べたら、
ダントツで「楽しんでやる作業」の生産性が高かった、というのがあります。
もちろん、仕事にしろ何にしろ、楽しいことばかりではないでしょう。
楽しいことばかり選んで仕事をするのは無理がありますよね。
でも、
「楽しむ」は自分で選ぶ、作ることができます。
例えば、最近私は、おかげさまで京都以外でのお仕事が増え、移動がとても多くなりました。
ほとんどの皆さんは、
「◯◯までの移動、大変ですよね」と声をかけていただきますが、
私は大変どころか、楽しんでます。
もちろん、場所によっては電車移動のほうが圧倒的に短時間で済みますし、
移動中に仕事をするというのも一つの選択肢ですが、
私にとっては、そのほうが苦行なので、時間がかかってもバイクで移動します。
また、重苦しい雰囲気の会議などは、普通に考えれば楽しくないですし、炎天下での作業や極寒の中での作業もそうですよね。
でも、私はその中でも、楽しみを見つけるようにしています。
「いやいや、会議で楽しいことなんてないでしょ」
と思うかもしれませんが、
「今◯◯さんの発言で、少し議論が前に動いたな」
「こっちの意見に対して、あっちはそう受け取るのか、なるほどなぁ」
なんて思いながら参加してたら楽しくなってきたりします。
私の場合は、という話ですが。
すべては自分で決められる、とアドラーは言っています。
そう、何をどう見るかは自分で決められるんです。
研修や会議がおもしろくないのは、講師や司会のせいかもしれませんが、
おもしろいか、おもしろくないかを最終的に決めているのは自分です。
おもしろくないなら、おもしろくすればいい。
楽しいと思える焦点の当て方をすればいい。
私は基本的にそう思っています。