やる気スイッチを探しても見つからない方へ

太田英樹

太田英樹

テーマ:組織改革

一時期、

「見つけてあげるよー、きみだけの『ヤル気スイッチ』」

って、流行りました。

身も蓋もないことを書きますが、ヤル気スイッチなんてものは、存在しません。

やらなきゃいけない勉強、
やらなきゃいけない仕事があって、

突然燃え上がり、もの凄い集中力で完遂してしまう、なんてことはありません。

あるとすれば、強烈な思い込み。

心理学的には、思い込みによって、そういうスイッチ(心理学的には「トリガー」といいます)が発動し、
なかなか手をつけられなかったことに着手する、ということはあります。

ただ、それも長くは続かない。

とりあえず取り掛かってはみたものの、スマホが気になって、ついスマホに手が伸びたり、ネットニュースをみたりして、
いつのまにか手が止まるなんてこと、ありますよね?

なかなか都合のいいスイッチはないんですよね。

じゃあ、どうすればいい?

小さな目標、ベイビーステップがポイントです。

「帰ったら、食事を済ませて、アレをしてコレを済ませて、寝るまでに3時間あるから、仕事を片付けられる」

と、思っていても、まずそのとおりにはならないですよね。

帰ったらすぐに食事のつもりだったのに、ついテレビを観てしまい、
気づけば1時間経ってしまっていた、なんてことはよくあります。

「予定が狂ったけど、寝る時間を減らせばいいか」

と思ったりもするんですが、気づけば寝てしまっていて、結局何もできなかった・・・

と言う経験をした人は一人や二人ではないはずです。

これは、目標が高すぎるんです。

アレをして、コレをして、3時間作業して、という完璧な計画をたててしまうのではなく、

「家に帰ったら、パソコンの電源を入れよう」

という小さな計画、小さな目標を立てて、確実に実行する。

それができたら、次の小さな目標を設定する。

クリアしたら、また次の小さな目標、の繰り返しをする。

大事なのは、

「やる」という断固たる決意、ではなく、

「やりたい」というプラス感情と、

「やれる」目標設定です。

「やらなきゃいけない」は、

やりたくないので、なかなか着手できないし、やっても続きません。

「やりたい化」「やれる化」することが大事。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

太田英樹プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼