なぜコーチングなのか

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

少し前にあった、顧問先での会議のこと。

会議が始まる前の雑談で、バイクの話になります。

だいたいどこでも言われるのが、

「今日もバイクですか?」

もう、こんにちは、とか、お世話になります、くらいの自然に言われる一言。

その時は、そこから教習、屋根付きバイク購入の話になり、


「周りは皆、いっそのこと車にすればいいのに、って言います」

と言うと、

顧問先の部長さん
「私もそう思います。でも、それくらいバイクが好きなんですね」

と、言われました。

乗り替えを検討し始めてから、バイクの話をしたほぼ全員から、車にしたらいいのに、って言われ続けていて、

それに対する合理的反論、
つまり「なぜ、車ではなく、屋根付きバイクに乗り替えないといけないのか」ばかり伝えてきました。

でも、理由はもっとシンプルで、バイクが好きだから。

私自身も忘れていたことを、部長さんが言葉にしてくれたことで、ハッキリと気がついた。

「しなきゃいけない」からやっているのではなく、
「したい」からやっている。

コーチングがなぜ現代社会で取り入れられているのかは、ココにあります。

価値観の多様化が極限まで進み、何が正解か誰にもわからない時代。

私たちが仕事をする理由、

その仕事を選んだ理由、

家庭をもつ理由、

パートナーを選ぶ理由、

子どもを産む理由、

生きる理由、

ありとあらゆるものに理由づけがなされ、
それに対して他の誰かがジャッジをする。

そんな時代だからこそ、

「本当はどうしたいのか」を、他人からの押し付けではなく、

自分の内にあるものに気づくこと。

それが、コーチングなんだと思います。

今は、この相棒と一緒に全国走り回っています。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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