マイベストプロ京都

コラム

無意識に使っているマイナス表現

2022年7月28日

テーマ:コーチングコミュニケーション

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 企業研修人材育成 研修言葉遣い マナー

まるで癖のように、

「ごめん、ごめん」


「あ、ごめんなさい」
って使ってないですか?

例えば、

「この落とし物、どなたのものですか?」

なんてたずねられた時に、

「あ、ごめんなさい、私です」

みたいに、反射的に出てくる「ごめんなさい」

もちろん、何か謝罪すべきことや言動があったのであれば、

「ごめんなさい」が適切な表現ですが、

別に謝罪するような場面でなくても、相手の手を煩わせてしまったとか、
相手の時間を奪ってしまったとかの意味合いで使うことが多い。

「ごめんなさい」は、マイナスをゼロに戻す言葉です。

生活や仕事の場面で、そんなにマイナスになっているわけでもないのに、必要以上に使っているケースも少なくありません。

この「ごめんなさい」を「ありがとうございます」に変えてみてください。

「あなたの貴重な時間を奪ってしまってごめんなさい」

ではなく、

「私のために貴重な時間を割いてくれてありがとう」

に変える。

「ごめんなさい」がゼロに戻す言葉なのに対して、
「ありがとう」は、プラスに変える言葉です。

言葉一つで、相手の感情も、自分の感情も変わります。

感情が変われば、行動が変わります。

ちょっとしたことです。

そんなことで変わるはずない、と思うかもしれません。

あるいは、こちらが何をどう変えても、相手は変わらない、と思うかもしれない。

一緒に暮らす夫や妻、子どもでさえ、言葉がなくても通じ合う、なんてのはとても難しいこと。

ましてや、他人の集合体である会社組織で、言葉なしに意思疎通はできません。

だからこそ、言葉に意味を込めるんです。

「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えることで、きっと変化が起こります。

この記事を書いたプロ

太田英樹

介護業界をコーチングコミュニケーションで幸せにするプロ

太田英樹(株式会社インサイトハウス)

Share

関連するコラム

太田英樹プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都の医療・病院
  4. 京都の介護・福祉
  5. 太田英樹
  6. コラム一覧
  7. 無意識に使っているマイナス表現

© My Best Pro