雑談が苦手な人

太田英樹

太田英樹

テーマ:コーチングコミュニケーション

コミュニケーションが苦手、という方も多いと思います。

最近は「雑談力」という言葉が流行りだったりしますが、
コミュニケーションが苦手な人は、雑談が苦手という方も多いので、雑談力と言われても困りますよね。

普通に雑談できる人目線だと、「雑談の何が難しいの?」となりますが、
雑談ができない人にとっては、「難しい難しくないの問題じゃなくて・・・」って感じですよね。

私ももともと話すのが苦手で、今でもあまり雑談はしません。

なので、昔から「おとなしい」というイメージをもたれることが多いですね。

昔に比べればマシになったかな。

本当にたわいもない話で盛り上がれる人は、そもそも話し好きなので、雑談力とはまた少しポイントが異なります。

話すのが苦手な人は、「おもしろい話をしなくちゃ」と、話すことへのハードルが高かったりします。

聴いてもらえなかったらいやだな、

くだらないと言われたらどうしよう、

とか、そういう不安が積もり積もって、話さなくなり、
一対一のシチュエーションになると、何を話せばいいかわからない、ってなっちゃいます。

実は、雑談力のポイントは、

話すではなく、

「相手の関心に関心をもつ」

です。

私たちは日頃、松本人志の「すべらない話」をやっているのではないので、自分がおもしろい話をする必要はありません。

雑談なんですから、テーマも自由、どんなタイミングで、どんな話を掘り下げるのかも自由。

おもしろいかどうかは別問題。話したいことがあれば話せばいいし、なければ黙ってたっていい。

とはいえ、沈黙もなんだか落ち着かないし、話したいことも特にないし、

というなら、
相手に質問すればいいんです。

「最近どう?」

これだけでオッケー。

あとは、出てきた話を詳しく、関心をもって聴いていけばいい。

「えっ?それ、もう少し詳しく教えて」

これで雑談が成立します。

質問力という言葉に置き換えられることもありますが、
単なる質問では、相手は話していて気持ちよくないので、話が途切れます。

話が途切れると、「次何か話さなきゃ」になってしまいます。

だから、相手の関心に関心をもって聴く。

聴いていく中で、自分の意見を言いたい時があったらそれを話す。

コミュニケーションは、「聴く」と「話す」でワンセットです。

話すのが苦手なら、聴くスキルを磨けばいい。

私も、今でも雑談で自分の話をするのは苦手なので、相手の話を聴きます。

話すのが苦手な人ほど、コーチングコミュニケーションを。

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太田英樹
専門家

太田英樹(コーチングコミュニケーション講師)

株式会社インサイトハウス

介護・福祉業界を中心に人材育成と事業支援で多くの実績あり。アドラー心理学ベースのコーチング研修により、社内コミュニケーションを円滑化のみならず、人材定着率や利用者満足度を高め、事業の成長につなげます。

太田英樹プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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