コミュニケーションに「正解」は必要ない
コミュニケーションが苦手、という方も多いと思います。
最近は「雑談力」という言葉が流行りだったりしますが、
コミュニケーションが苦手な人は、雑談が苦手という方も多いので、雑談力と言われても困りますよね。
普通に雑談できる人目線だと、「雑談の何が難しいの?」となりますが、
雑談ができない人にとっては、「難しい難しくないの問題じゃなくて・・・」って感じですよね。
私ももともと話すのが苦手で、今でもあまり雑談はしません。
なので、昔から「おとなしい」というイメージをもたれることが多いですね。
昔に比べればマシになったかな。
本当にたわいもない話で盛り上がれる人は、そもそも話し好きなので、雑談力とはまた少しポイントが異なります。
話すのが苦手な人は、「おもしろい話をしなくちゃ」と、話すことへのハードルが高かったりします。
聴いてもらえなかったらいやだな、
くだらないと言われたらどうしよう、
とか、そういう不安が積もり積もって、話さなくなり、
一対一のシチュエーションになると、何を話せばいいかわからない、ってなっちゃいます。
実は、雑談力のポイントは、
話すではなく、
「相手の関心に関心をもつ」
です。
私たちは日頃、松本人志の「すべらない話」をやっているのではないので、自分がおもしろい話をする必要はありません。
雑談なんですから、テーマも自由、どんなタイミングで、どんな話を掘り下げるのかも自由。
おもしろいかどうかは別問題。話したいことがあれば話せばいいし、なければ黙ってたっていい。
とはいえ、沈黙もなんだか落ち着かないし、話したいことも特にないし、
というなら、
相手に質問すればいいんです。
「最近どう?」
これだけでオッケー。
あとは、出てきた話を詳しく、関心をもって聴いていけばいい。
「えっ?それ、もう少し詳しく教えて」
これで雑談が成立します。
質問力という言葉に置き換えられることもありますが、
単なる質問では、相手は話していて気持ちよくないので、話が途切れます。
話が途切れると、「次何か話さなきゃ」になってしまいます。
だから、相手の関心に関心をもって聴く。
聴いていく中で、自分の意見を言いたい時があったらそれを話す。
コミュニケーションは、「聴く」と「話す」でワンセットです。
話すのが苦手なら、聴くスキルを磨けばいい。
私も、今でも雑談で自分の話をするのは苦手なので、相手の話を聴きます。
話すのが苦手な人ほど、コーチングコミュニケーションを。