すべったときはA-PIEプロセス【高齢者施設・交流サロンのレクリエーション32】
今回は、普段高齢者施設にお勤めではなく、施設の外部からボランティアでレクリエーションのために訪問する人が、高齢者や施設のニーズをつかむために予め知っておくと役に立つことを紹介します。
知っておくと役に立つこと
予め知っておくと役に立つことは、以下の4つです。
・要介護状態に関する初歩的な知識
・認知症に関する初歩的な知識
・高齢者施設の種類(施設の目的や、要介護状態区分の目安)
・時代の流行
訪問する施設について理解する
外部からレクリエーションで施設を訪問すると、自分の思い描いていたイメージとの違いに戸惑ってしまうことが多々あるようです。訪問する施設がどういった目的の場所で、利用する高齢者はどのような方が多いのか知っておくと、ニーズを知ることにもつながっていきます。
高齢者施設の種類や目的は、例えば下記のサイトが参考になります。
介護保険サービスにはどんなものがある?その種類と内容
https://kaigo.homes.co.jp/manual/insurance/service/
認知症に関しては、各自治体が認知症サポーター養成講座を実施しています。多くの自治体のホームページに認知症に関する基礎的な知識が載っていますので、ぜひご覧ください。
私自身の経験、それから周りのプロの大道芸人の意見を聞いてみると、自分のイメージとのギャップに悩む場合、賑やかに盛り上がることを期待したのにそうでなかったことにがっかりすることが多いです。しかし、施設の目的、利用者の心身の状態を予め知っておくことで、より多くの人が心地よい時間を過ごすにはどうすればいいかと考え方を切り替えられるようになります。
昔の流行から思い出を知る
高齢者の青春時代、若いころに流行った音楽やテレビ番組、重大ニュースなどを知っておくと、レクリエーションの内容を考えるヒントになります。
私自身のお話ですが、高齢者施設の訪問を始めたばかりの頃は、パフォーマンスの際に、自分と同世代の人が好む音楽を使用していました。しかし、昔の流行を知り、懐メロに変えて、耳障りでないゆったりとした曲を多く使用するようになってから、芸のウケがよくなりました。
流行について知っておくと、コミュニケーションが取りやすくなり、回想法など、他の役に立つ内容にもつながっていきますので、実際に触れ合う人のことを思い浮かべながら、たまに昔の世相についてちょっと調べてみてください。
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