知っておくと役に立つこと【高齢者施設・交流サロンのレクリエーション36】
今回は、レクリエーションが思い通りに盛り上がらなかったなあと感じた時に、A-PIEプロセスを使うと解決策が早く見つかる理由を説明したいと思います。
※過去の記事はこちらです。
すべったときはA-PIEプロセス
https://mbp-japan.com/kyoto/jugglertakyu/column/5050846/
A-PIEプロセスとは?
https://mbp-japan.com/kyoto/jugglertakyu/column/5050935/
このネタはつまらないと思う前に…
レクリエーションが盛り上がらなかった時に、ぜひA-PIEプロセスを活用して振り返りを行っていただければと思います。前回と同じ画像ですが、A-PIEプロセスの概要をもう一度掲載しておきます。レクネタそのものがつまらない場合もありますが、ほとんどの場合、本当の原因は以下の3つです。
1.参加する高齢者のニーズがつかめていなかった
2.ニーズはつかめていたが、やり方がよくなかった
3.上の2つの両方
1.アセスメントの部分、2.は計画の部分に問題があったことを意味します。A-PIEプロセスに従って、アセスメント、計画を記録に残しておくと、改善点をすぐに見つけられるようになります。
具体例1)回想法を取り入れたレクを行うため、童謡を歌うレクを計画したが、男性の高齢者のほとんどが参加してくれなかった
男性の場合、自尊心もあるせいか、子どもっぽいことを嫌う傾向があります。参加する男性のニーズを把握できていなかった可能性が高いです。同じ回想法でも、20代の頃のヒット曲を当てるクイズなど、別の方法を企画してみることを検討してもよいでしょう。
具体例2)体を使うレクのリクエストがあったのでやってみたものの、途中から白けてしまった
高齢者施設では体を動かすのはとても大事なことです。しかし、予想以上にハードで疲れてしまったのかもしれません。この場合は、休憩を長めに入れたり、時間を短くしたりするといった計画を立てれば次は上手く行く可能性が高いです。
最近はレクリエーションのネタに関する書籍、動画も充実してきました。ほとんどのネタは楽しくて有益です。ニーズの把握とその場に応じた柔軟な方法の計画があれば、皆さんがお勤めの施設でもきっと楽しいものになるでしょう。
ニーズの把握のためにできることを、次回から2回に分けて投稿します。
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