オチのある話をしたいなら、オチを先に考える!【プレゼンに笑いをプラスするコツ+α】
「プレゼンに笑いをプラスするコツ」シリーズの第26回になります。今回は眠気対策について私が実践していることを紹介したいと思います。
私が実践している3つの対策
せっかく内容を一生懸命考えてお話ししているのに、参加者の半分くらいが寝ていたのでは、やりがいもなくなりますし、プレゼンや講座の講師を務めるのが憂うつになってしまいます。一方で、よほどの話術の持ち主でない限り、真剣なお話だけで30分、1時間と誰ひとり眠気を誘わないお話をするのもなかなか難しいです。私は高齢者を対象にお話ししていますが、特に午後の暖かい部屋では、今日はなかなか手ごわいなあと感じることもあります。それでもひとりでも多くの皆さんに楽しくお話を聞いてもらうために実践していることがあります。それは、
・時々体を動かす時間を作る
・音を出してみる
・部屋を暗くし過ぎない
の3つです。1つずつ簡単に紹介したいと思います。
眠くなったら身体を動かすのが一番
一番の眠気対策は、参加者の皆さんに定期的に体を動かしてもらうことではないかと思います。私は話にメリハリをつけるために、10分くらいまじめなお話が続いた後には笑える写真を表示したりして飽きが来ないように工夫していますが、それでも今日は手ごわいなあと感じたら、体を動かしてもらってリフレッシュします。第21回で紹介したアイスブレークのネタなどを使用することができます。あまり難しく考えず、「30分以上同じ姿勢だと疲れますので休憩を兼ねてリフレッシュしましょう」と言って軽くストレッチや体操をする、それだけで十分な効果があります。はっきりとした因果関係はわかりませんが、体を動かし硬さが取れると、心も硬さが取れる効果があることは、私自身何度も実感しています。非常に簡単な方法ですが、意外と効果がありますので、ぜひ皆さんが眠たそうにしていたら体を動かしてみるという選択肢を思い出してみてください。
音を出してみるのも効果的
私は講演の際に大道芸の実演もあるため、音楽を流すための簡易音響を常に持ち歩いています。大道芸の実演以外のパートでも音楽を流すことがあります。特にアイスブレークのゲームをする時に、テレビのバラエティ番組のような音楽をかけながら行うと、参加率が一気に上がります。音を出してみることも効果があります。
とは言え、読者の皆さんは簡易音響を持ち歩いている方は滅多にいないと思います。音声のある動画をいいタイミングで見てもらうという方法もあります。視覚・聴覚の両方から伝わる情報は、言葉で説明するより伝わりやすく説得力もあがりますので、内容に関連の深い動画を準備しておくこともオススメです。
部屋が暗いと眠くなります
最近ではプレゼンや講座でパワーポイントを使うことが当たり前になりました。しかし、パワーポイントの見栄えをよくするために、部屋をかなり暗くしてはいないでしょうか?部屋が暗いのは眠気の大きな原因の一つです。せっかくパワーポイントを見やすくするために部屋を暗くしたのに、寝てて見てもらえないのでは本末転倒です。できれば会場には早めに到着し、実際にパワーポイントを映して部屋の明るさを事前に調整することが大切です。パワーポイントが見やすくなるギリギリの明るさが良いと私は思います。
次回は、参加者を惹きつけるための話術について、ほんの少し触れたいと思います。
※身体を動かしているイラストは、こちらの著作権フリーサイトのものを使用しています。
https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?search_word=%E9%81%8B%E5%8B%95%E3%80%80%E9%AB%98%E9%BD%A2%E8%80%85&sl=ja&qt=&qid=&creator=&ngcreator=&nq=&srt=dlrank&orientation=all&format=all
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