マイベストプロ神奈川

コラム

「ブラック地主」登場!

2015年8月25日

テーマ:労働問題,ブラック企業

コラムカテゴリ:ビジネス

弁護士の田沢です。

とうとう「ブラック地主」なんて言葉も登場しました。弁護団が結成されるなんて,悪質な被害を受けた者がたくさんいるということでしょうかね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150825-00000033-asahi-soci
「ブラック地主」立ち退き要求、嫌がらせ… 弁護団結成

ある日突然、暮らしている家や土地から出ていくよう迫られた――。大都市の地価が上昇するなか、地主から不当な立ち退きを求められたという相談が弁護士のもとに増えている。執拗(しつよう)な嫌がらせを受けるケースもあり、弁護士らは「ブラック地主」問題として実態の把握に乗り出した。

 埼玉県に住む男性(60)の自宅を昨年夏、不動産業者が訪ねてきた。男性は親の代から土地を借り、家を建てて住んできた。聞けば、不動産業者は元の地主からその土地を買い取ったのだという。

 「出て行くか、土地ごと買い上げろ」。不動産業者は要求。断ると、昼夜問わずに何度もインターホンを押され、帰宅を待ち伏せされて絡まれる嫌がらせが始まった。「人からものを借りて、何を居直ってんのや」と迫ってきた。

 当事者同士の問題だからと、警察は及び腰。不動産業者もそれをわかっているのか、警察を呼んでもびくともしない。

 数カ月後、男性は弁護士に相談。裁判所に「面談強要の禁止」の仮処分を申し立てると、ようやく業者は来なくなった。

 相談の増加を受け、借地・借家問題に詳しい東京の弁護士らが6月、「ブラック地主・家主対策弁護団」を結成した。法的根拠もないのに、借り主に不当な要求をしてくる地主を「ブラック地主(家主)」と呼び、対策を取り始めている。地主の業者が自家用車の前に車を止めて家から出られないようにしたり、自宅の軒先に「売地」と書かれた看板を突然置かれたりした被害もあるという。

 借地借家法では、借りた土地に家を建てて住んでいる人などの権利を手厚く保護しており、正当な理由や手続きを経なければ、地主であっても立ち退きや賃料の増額を求めることはできない。それでも、法律を知らずに、不当な要求を受けて土地を明け渡したり、増額に応じたりした人もいるという。
.
朝日新聞社

当事務所へのご相談予約,お問合せは,お気軽に下記へ


顧問契約に関しては下記をご覧ください。


弁護士 田沢 剛
〒223-0033
横浜市港北区新横浜3丁目19番11-803号
新横浜アーバン・クリエイト法律事務所
045-478-2660
045-478-2670(FAX)
http://www.uc-law.jp/
http://lmedia.jp/author/tazawa/
http://jijico.mbp-japan.com/author/tazawatakeshi
http://www.chintai-hakase.com/answer/b_urban/index.html

この記事を書いたプロ

田沢剛

法的トラブル解決の専門家

田沢剛(新横浜アーバン・クリエイト法律事務所)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神奈川
  3. 神奈川の法律関連
  4. 神奈川の男女・夫婦問題
  5. 田沢剛
  6. コラム一覧
  7. 「ブラック地主」登場!

© My Best Pro