裁判官の感覚

田沢剛

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テーマ:古巣の裁判所

弁護士の田沢です。

第1審が悪質とした判断したセクハラについて,第2審はそれほどではないとでも判断したのでしょうか。最高裁は,結局,第2審を破棄しました。これって,裁判官によって,セクハラに対する認識に違いがあるってことを意味しませんかね?この問題は,「いじめ」の捉え方にも顕れるでしょう。裁判所は,よく「世間一般の感覚に照らして」という言葉を使いますが,これとて,裏付けのない裁判官自身の感覚に過ぎないということになりますね。そうすると,どの裁判官に裁かれるかによって,結論が変わってしまうことも暴露されたことになります。裁判に対する国民の信頼を失わせることになりますが,制度設計上,やむを得ないのかもしれませんね。だからこそ,最高裁まで用意されているということなのでしょう。そこまで戦うことは,とてもしんどいことなんですけど。
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田沢剛(弁護士)

新横浜アーバン・クリエイト法律事務所

裁判官時代に民事,刑事を含めて様々な事件を担当しました。紛争処理にあたり,裁判所がどのような点を問題にしているのか,どの部分の証拠が足りないのかなど,事件の見通しを踏まえたアドバイスを心掛けています。

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