<認知症で知らない間に裁判,自宅競売へ>
弁護士の田沢です。
横浜市における路上喫煙禁止訴訟の控訴審判決が出たようです。原告の逆転敗訴ですね。この訴訟は,もともと横浜地方裁判所の行政事件担当部が合議事件として裁判官3名で審理し,原告勝訴の判決を出していたのに,今度は,東京高裁が裁判官3名で審理し,一審判決を取り消したということになります。東京高裁の裁判長は,地方にある地方裁判所の所長を経験した裁判官が戻ってくるようなポストですから,横浜地方裁判所の裁判長よりも格は上ですが,横浜地方裁判所の裁判長の次のポストは,地方の地方裁判所や家庭裁判所の所長だったり,地方の高等裁判所の裁判長だったりするので,経験的には,それほど大きな差があるわけではありません。それでも,判断にはこんな差が出るんですよね。第一審の裁判長が愛煙家で,控訴審の裁判長が嫌煙家だったのかもしれません(笑)。人間の判断することですし,裁判官なら誰でも同じ判断をするというのであれば,三審制を設ける意味もありませんしね。結局,どの裁判官に判断されるかで,結論が変わってしまうということは,よくある話だということです。
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