こちらも控訴しているのに減額和解の申入れ

田沢剛

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弁護士の田沢です。

とある消費者金融Fに対し,過払金の返還を求めた訴訟の第1審判決で,こちらの請求を一部棄却されたため,控訴したのですが,Fも控訴しました。こちらの控訴は,棄却された部分について生じ,Fの控訴は支払を命ぜられた部分について生じるのですが,Fの控訴理由をみると,到底認められない主張ばかりであるため,引き延ばしであることが明らかとなりました。そんな中で,Fから第1審判決で支払を命ぜられた金額から更に減額する内容での和解の申入れがなされました。こっちは,第1審判決に不服があるから控訴しているわけで,第1審判決の内容からさらに減額の和解申入れをしてくる神経には唖然としますね。こちらの控訴の意味がなくなりますから,和解するわけありません。


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田沢剛
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田沢剛(弁護士)

新横浜アーバン・クリエイト法律事務所

裁判官時代に民事,刑事を含めて様々な事件を担当しました。紛争処理にあたり,裁判所がどのような点を問題にしているのか,どの部分の証拠が足りないのかなど,事件の見通しを踏まえたアドバイスを心掛けています。

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