訴訟費用の負担

田沢剛

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弁護士の田沢です。

民事裁判で判決が出たりすると,訴訟費用について,「訴訟費用は,被告の負担とする。」とか,「訴訟費用は,これを5分し,その1を原告の,その余を被告の負担とする。」などといった判決主文が出ます。民事訴訟を提起するには,手数料(印紙)を納めたり,裁判所が書類を送付するための郵券代を予納したりするのですが,これらの費用や裁判所までの交通費なんかも訴訟費用となって,最終的にどちらがどのように負担するのか判決で決められます。和解で解決する場合には,訴訟費用は各自負担という形で終わらせることが一般的です。
最高裁判決で,非常に細かい訴訟費用負担が定められているものが紹介されていました。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/js_20100319130707199552.pdf
当事者の一方に,微々たる金額であっても負担させようとしたのですね。


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田沢剛(弁護士)

新横浜アーバン・クリエイト法律事務所

裁判官時代に民事,刑事を含めて様々な事件を担当しました。紛争処理にあたり,裁判所がどのような点を問題にしているのか,どの部分の証拠が足りないのかなど,事件の見通しを踏まえたアドバイスを心掛けています。

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