酒気帯び運転

弁護士の田沢です。

これから忘年会や新年会の季節となり，世の中では酒気帯び運転や酒酔い運転の懸念が出てきます。福岡であれだけ悲惨な事件があっても，警察官による酒気帯び運転といった「とんでも事件」が報道されると，やはり「酒の及ぼす影響」は軽視できません。「飲むなら乗るな」とか「飲んだら乗るな」といった標語がありますが，「飲んだら乗るな」は通用しないと考えるべきです。「乗らないから大丈夫」と思っていても，「飲んで」しまったら，本人の意識とは無関係に「乗る」危険が高まります。「酒の及ぼす影響」とは，そういったものであることを認識し，絶対に「飲むなら乗るな」に徹す必要があります。