NHK受信契約に関する東京高裁判決
弁護士の田沢です。
裁判官は,夏期休廷と称して3週間の夏休みを取得します。この間,まるまる夏休みというわけではなく,自宅研究日などが含まれておりますし,訴訟を担当している裁判官は,集中して判決を書くことにも費やされます。しかしながら,裁判官の中には,訴訟を抱えていない裁判官もおり,このような裁判官が3週間をまるまる夏休みとして利用してしまうケースもあります。数人しかいない地方の裁判所では,令状当番もあることから,誰かがまるまる3週間も夏休みを取得してしまうと,その間の令状当番が少数の裁判官に集中してしまうことになるため,21日分の休みを細切れに取得します。お偉いさんから希望する日を優先的に取られてしまうため,下っ端は,自分の希望通りには夏休みを取れず,お偉いさんとトレードをしなければなりません。