有責配偶者による離婚請求

田沢剛

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婚姻破綻に至った原因が専ら一方の配偶者に責任がある場合,例えば,夫が浮気をして,それがばれて妻との婚姻関係を破綻させてしまった場合に,その夫からの離婚請求は,「有責配偶者からの離婚請求」として,裁判所では認めてくれないことが一般的です。そのような有責配偶者から離婚を求めたい場合には,できるだけ協議か,調停によって離婚をまとめてしまうことが得策です。最終的に訴訟に発展した場合には,裁判所が離婚を認めてくれないからです。相手方配偶者から,離婚をする場合の条件を突きつけられることは必至でしょうが,離婚してしまうことが先決でしょうから,その条件を頑張って飲めるようであれば,飲んで離婚を成立させてしまいましょう。

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田沢剛(弁護士)

新横浜アーバン・クリエイト法律事務所

裁判官時代に民事,刑事を含めて様々な事件を担当しました。紛争処理にあたり,裁判所がどのような点を問題にしているのか,どの部分の証拠が足りないのかなど,事件の見通しを踏まえたアドバイスを心掛けています。

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