NHK受信契約に関する東京高裁判決
弁護士の田沢です。
福島原発の放射性物質について,政府がSPEEDIなるシステムで飛散予測をしていたことが分かりました。北西方向への飛散が予測されていたにもかかわらず,これを公開せず,住民が自治体の指示に従ってその方向へ避難してしまい,被爆してしまった可能性が高いというのです。震災及び原発への対応に対する拙劣さを追及して,近々内閣不信任案が提出される動きがあることに対し,このような危機的な状況で政治的空白を作ってしまうことの方が問題だと思っていた中で,上記のような政府の情報把握及びその公開につき,極めて重大かつ深刻な問題があることが発覚し,責任のなすりつけ合いを目の当たりにすると,戸惑いを通り越して怒りをを覚えるのは私だけではないと思います。