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加藤俊光プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『最期は自宅で その希望をかなえるために』 

加藤俊光

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テーマ:遺言のすすめ【平塚|相続 遺言 相談窓口】

 あなたは自らの人生の残り時間があとわずかだと分かったとき、どこで誰とどのように過ごしたいと考えますか。


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 昨年の暮れから今年の春先において、私はたまたまお二人の方の人生の最期を垣間見る機会がありました。年齢や性別はもちろんのこと最期を看取ってくれるご家族の構成も全く対照的と言っていいほど違うお二人でしたが、もっとも大きく異なっていたのが人生の最期を過ごした場所が病院の病室かあるいは住み慣れたご自宅の自室かということが印象的でした。

 これまでは、ごく一部の例外を除いて病院で亡くなることが当たり前でしたが、これからの時代はそれが難しくなると言われています。それに伴って、住み慣れた自宅で最期を迎えたいと考える方も確実に増えていると実感していますが、そんなお考えをお持ちの方にこそ知っていただきたい現実があるのです。

 それは、『自宅で最期を迎えたい』と心の中で思っているだけでは、その希望は絶対にかなうことはないということです。
 
 当然ですが、死期が近づくにつれて自分で自分のことができなくなります。やがて、栄養や水分も摂ることができなくなり、自らの要望や意思を伝えることも困難になっていくでしょう。呼吸も心臓の動きも次第に弱まっていきながら最後には静かに人生の幕が下ろされるのですが、それを傍らで見守る家族にも苦悩と忍耐が要求されます。亡くなる直前まで意識がはっきりしていて話もできるなどというのは、所詮はテレビドラマの中の作り話に過ぎないのです。

 確かに、自分自身の最期の瞬間をイメージしろと言われてもまったく現実味がないと言ってしまえばその通りかもしれません。しかし、あなたが『自宅で最期を迎えたい』と思うのであれば、それ相当の準備が必要となります。当然ながら、人間は絶対にひとりでは死ぬことはできないのです。最後の最期で後悔しないためにも、①人生の残り時間が少なくなってきたときにどのような治療をどこまで受けたいのかとともに、②どこで誰と最後の時間を過ごしたいのかについて、ぜひ元気なうちからご家族やあなたを支えてくれる周囲の人たちと話し合ってみてください。もし、話し合いが出来たならば、あなたの希望が確実に実行されるための手段として、公平かつ客観的な立場の法律専門職である私が医療・福祉の専門職やご家族などの関係者の利害や感情を調整しながら、ご本人のご希望を実現するコーディネーターの役割を担当させていただきたいと考えています。

 これからも私は、高齢者の想いと家族の願いが理解できる法律専門職として、ひとりでも多くの方に『元気なうちから老後の準備を始めること』のご提案をし続けていきます。

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加藤俊光
専門家

加藤俊光(行政書士)

相続まちなかステーション/加藤法務行政書士事務所

単身者・子どものいない夫婦世帯が人生の最終章で直面する介護や医療、金銭管理、死後の事務手続、お墓、ペットなどの切実な問題に寄り添い解決。地元の在宅医療・介護の専門職と密接な連携が取れる体制にも自信あり

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